現在のJリーグでもやっと1トップが増えて来たので、CBにボールをつなぐ事を要求すべきチームが多くある。
しかし、現在のガンバ大阪同様にプレスが来るとリスク回避のロングボールを蹴る事が多く見られる。それを多くは「柔軟性」と言って肯定するのだが、実はそこを繋ぐ技術やアイデアがないだけにしか見えない。また、そのプレッシングの強度もJリーグというガラパゴス諸島を出れば通用しないレベルである事はACLでのJクラブの極度の不振が証明している。日本代表のブラジルW杯惨敗やアジアカップベスト8敗退も含めてだが、これらを柔軟性や勝負弱さが敗因とするのは違うと考える。実情は技術的に下手になっている、または「自分達は上手い」と思い過ぎてるようにしか見えない。
ブレンダン・ロジャーズ監督が指揮したスウォンジーとリヴァプールのように、世界のトップレベルでも「サッカーが上手くなっている」と実感できるような技術の向上心が今のJリーグには求められているのではないだろうか?
では、最後にまとめ!!
なぜDFにビルドアップ、攻撃力を求めるのか?
①“サイド攻撃専任ウイング”が消えた事からSBの前にスペースが生まれた
②DFにゲームメイクへの関わりを求めるようになったのはSBからで、2トップ戦術の場合はSBにゲームメイク能力が出来る選手が現れた。
③1トップを主流とする時代が来たため、CBの1人がスペースを得れるために、CBの攻撃力を要求される時代がやってきている。
以上、最後までご閲覧いただいた読者の皆様のサッカー観戦に少しでも役立つ事を祈っております。