しかし、カウンター主体でビルドアップはアバウトであっても、そこを2列目のタレントの個人技やアイデアを重視して”魅せる”ことができるのがセレッソ。だからこそ常にそこを補強ポイントとして若く優秀なタレントを発掘・獲得してくる梶野GMとの2人3脚が武器だったはず。それを全否定したのに、ポポヴィッチ監督まで半年経たずに解任するなんて。
そして、このフォルラン獲得、ポポヴィッチ解任、ぺッツァイオリ就任という一連の流れでマスコミがずっと肯定的・支持をしているのが理解できません。特に今となっては、フォルラン獲得の経緯を何度も何度も書き回し、焼き回しで報道されるよりも、クルピ監督と梶野GMの退任への経緯の方が知りたいのではないでしょうか?
また、セレッソはぺッツァイオリ監督がリクエストしたFWカカウが合流した事で、柿谷や山口、扇原貴宏、丸橋祐介、杉本健勇、南野拓実といった代表クラスの若いタレントを次々と輩出する下部組織出身の選手の多い”育成型クラブ”の看板まで降ろしたのですが、全く成績が振るわないばかりかリーグ戦に至っては未勝利のままぺッツァオリ体制は終幕。
再び原点に戻って即復調で迎える大阪ダービー
最終的にはセレッソのU18で監督を務めていた大熊裕司氏が監督に就任。育成全体を統括する宮本功氏が強化本部長バックアップする体制になって、いきなり初戦から勝ち始めました。2トップもファルラン&カカウの”ギャラクティコス”(銀河系軍団)ならぬ”ガラクタコス”ではなく、杉本&永井龍となり、スピードと運動量、守備意識の浸透に置いて今季最も良い状態でダービーを迎えると言っていいかもしれません。(逆に言うと、それぐらい今まで悪すぎたという意味ですが。)
ガンバとしては非常に警戒が必要ですね。
それでは【大阪ダービー特集第2弾、ガンバ編】もお楽しみに☆