ワールドカップの自国開催の興奮が冷めやらぬ2002-03のCL。一次リーグのグループDはインテル·リヨン·アヤックスにノルウェーのローゼンボリBKが同組に入った。10月2日と22日のグループDでアヤックス·アムステルダムはノルウェーのローゼンボリBKとの連戦。敵地での初戦はスコアレス。アムステルダムでの二戦目もズラタンの先制点を守りきれずドローの痛み分け。この二試合とも中盤の底で攻撃の司令塔を務めたのが、背番号7のエルヤン·ベルク:Örjan Berg【1968年8月20日生】。ドイツのTSV1860ミュンヘン移籍で母国を離れ、1992-93シーズンにはバーゼルに加入、’96年にボデ/グリムトに戻った後ローゼンボリでCL出場を果たす。’06年のシーズン半ばに故郷のボ-デに戻り、二年前から悩まされてきた怪我の治療に専念。しかし回復することなく’07年引退を決断している。
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第32話はオスロ·ノールラン県の県都、ボーデにあるアスプミュラ·スタディオン。オスロから八百キロの距離。空路でなければ少々きつい。この街を訪れる大半は北極圏近くでしか見られないオーロラ目的の観光客。ノルウェー鉄道の終着点となる駅まで徒歩移動(約二キロ)も可能なほど街中近くにあるのがボーデ空港。その滑走路は空軍の戦闘機と共有している一本だけ。ノルウェー南部に位置する首都オスロ(神の牧草地の意味)の人口は七十万人弱。南西部の旧首都ベルゲンが三十万人程度。中部のトロンハイムが第三の都市で二十万人にも満たない。しかし同国のフットボールに関してはこの街が首都。1917年創立のローゼンボリBKは1992シーズンから怒涛の十三連覇を達成。1996-97シーズンのCLでは堂々の八強進出。2015年から18年にかけても四連覇。