今度は代表で”東口越え”を目指す
そして、満を持してG大阪との契約満了を迎え、甲府に“復帰”した河田は今季から就任した樋口靖洋監督の下でのリーグ戦では1度も先発起用されなかったものの、樋口監督は第1ステージ第11節を終わって2勝9敗の成績不振により解任。そして、クラブのGMながら自ら指揮を執る事になった佐久間悟監督の下で、河田は初戦から先発起用され、第1ステージの残り6試合を4勝2分無敗の4完封で締めるV字復活により定位置を獲得し、今や“完封率5割のGK”の活躍ぶり。今度は代表で東口とポジションを争う事になるかもしれない程の活躍ぶりです。
そもそも河田は福岡大学に在学中のユニバーシアード代表を筆頭に年代別の代表では、流通経済大学に在学中ながらイビチャ・オシム監督に日本代表へ招集されていた現・サガン鳥栖のGK林彰洋を差し置いて正GKだった選手。その林彰洋が代表にも招集される事があるのであれば、河田が招集されるのも当然。
現状、河田はセービングでは東口には引けをとらないレベルにあるでしょう。そして、ハイボールの守備範囲の広さは東口に、PKセーブでは河田に。また、速攻の起点となるスローイングでは東口に分がありますが、パントキックやゴールキックでの正確性は明確なターゲットマンを置く甲府でさらに磨かれているため、ビルドアップ面でも引けをとらないでしょう。
11月の代表戦メンバー発表はGK人事に注目すべきではないでしょうか?GKの活躍ももっとスポットライトを当てられても良いはずです。
GKやDFなど守備的ポジションの選手は、代表に招集されてからでしかマスコミに注目されない傾向があるように感じます。そんな奇妙な風習に風穴を開けるべく、皆で叫びましょう!
“ヴァンフォーレ甲府の河田晃兵を日本代表へ!!!”