パリ・サンジェルマンの試合は本当に楽しみだ。
リーグアンの試合が見れないだけに、CLでの試合を待ち望んでいいた。
しかも相手はチェルシー。
ワクワクしないはずがない。
それを物語るように、客席にはサッカー界のVIP連中が大挙してやってきた。
しかし国内に格という意味でのライバルがいないから、彼らのモチベーションを維持するのは監督も選手も大変だろう。
事実リーグでは3位とらしくない成績でいる。
パリのオーナーはこのクラブに大金を投資した目的としてチャンピオンズリーグ制覇を上げており、そこから上る莫大な利益を何よりも目標している。
利益もそうだがステータスも同時に手に入ることも計算済みだろう。
そのためカントリークラスと悪くはないが、それほど高いコストを払わなくても買収できる国としてフランスを選び、伝統よりもネームバリューでパリを選んだ。
着々と計画は実行され次々高額な選手を獲得し、今や他の一流クラブとまったく引けをとらないチームとなり、CLへの出場権を獲得すること自体はそんなに難しいプロジェクトではなく、もはや当初の目標へのすぐ近くへと近づいたような気がする。
ズラタン、カバーニ、それにダビド・ルイスも加わり見たいけどなかなか見れない選手が多くなってきたパリ・サンジェルマン、やはりチェルシーとの試合の内容は濃かった。
ただ実は試合はほぼパリペース。
最終的にシュート数はチェルシーがわずか2本なのに、パリは14本と圧倒していた。
ところが試合結果は1−1のドロー、アウエイゴールを一つ持って行かれた。
チェルシーの中でも輝きが見えなかったのが前の二人、ジエゴ・コスタとウイリアンだった。この二人の相手をかき回すような驚異的な動きは全く見られなかった。
しかしそれを上回るセスクと4枚のデフェンスはきちんと仕事をし、結局そのアウエイゴールは36分、セスクがクロスを入れるがチアゴ・シウバがなんとか弾くも、それが左サイドにいたテリーのとこに行き、再びペナルティエリアに入れと、中にいたケイヒルがヒールキック、それを更にイバノビッチが押し込んだ。