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欧州蹴球文化紀行 ベルギーの光と闇 第七話 サンジェルマンアンレーからの風

 育成といえばアヤックス。若年層から計画的なシステム、最先端の指導理論の基、トレーニングが行われる種は70年代に蒔かれているが、オランダに続いたのがフランスだった。国=協会の主導ですべてのクラブに育成センターの設置が義務づけられた。結果地方都市からも類まれな素材が発掘され、90年代にはUEFAのコンペティションでも好成績。98年のW杯、2000年のユーロとメジャー連覇で育成の成功を証明している。
 当時中学生だった元日本代表の松井大輔もPSGの下部組織に短期留学していたはず。

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 サッカルチャー連載第38巻にてフランスではフットボールに関心がないどころか、(ラグビーは好きでも)フットボールは嫌いと明言する人が多く、新スタジアム建設費を税金で賄うため市民を説得するのは骨の折れる作業である旨述べた。

 フランスカップの準決勝でスタンドが崩壊し90名が死亡した「フリウニの悲劇」。92年の大事故から頻繁に繰り返される揉め事までフランスではトラブルが絶えない。
 中でもPSGのサポーター同士の抗争は有名で、ブーローニュ派とオートゥイユ派は犬猿の仲、暴力事件はエスカレートし2010年のフランス版クラシコ(OM戦)では遂に死者を出した。
 クラブはウルトラス集団の解散と追放を断行する。2011年夏カタール資本への売却は前年までの負のイメージを払拭する上でも好機、このシーズン久しぶりに足を運んだスタジアムは女性や家族連れが幾分増えた様子。この日PSGは5-2でソショーに勝利。『欧州一守備的なリーグ・アン』そのものを変えようとしていた。

 前年3万人に満たない平均観客動員は、シーズン終了後の統計では4万3千人(収容人員4,7500人)に。

 ソショーのフランス代表マルタンは1000万ユーロ(国内移籍では最高額)でリールに売却された。リールのセイドゥ会長やリヨンのオラス会長からは、PSGに対して「外だけでなく国内の人材にも投資すべき」との指摘・・・・皮肉と妬みにしか聞こえない。

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サンジェルマン・アンレーで観た若き才能達

 レアルマドリードU19との試合を振り返る。結果は4-1.セットプレーから2点をリードしたPSGがこの年代では身体能力の差を活かして白星を手繰り寄せたが、スコア程実力に開きがあったわけではない。

PSG 9

 左コーナーキックを頭であわせたセンターバックのエボア・エボアはカメルーン出身。Jリーグでも活躍した同国のレジェンド、パトリック・エムボマもPSGの下部組織出身だった。