ヘントの大波乱。《英雄》はPSGユース出身者
UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメントは2月16日幕を開く。16チームの国別内訳はイングランド3 スペイン3 ドイツ2 イタリア2、フランス、オランダ、ポルトガル、ロシア、ウクライナ、ベルギーが各1。
番狂わせ連続でベルギーのヘントが初の決勝トーナメント出場の快挙。ヴァレンシア、オリンピック・リヨン(OL)を蹴落としてのGS突破は賞賛に値する。振り返ると天王山はスタッド・ド・ジェルラン。
昨年リヨンを訪れ閑静な街に魅了されてすっかりOLのファンに鞍替えした筆者。その際のカーン戦でのラカセットの活躍に加え、半年後6月8日サンドニでのベルギー戦の記憶からリヨンの勝利を疑わずに翌朝PCを開いて鼻から珈琲を噴き出しそうになった。
TBSが急遽放送したフランスとベルギーの親善試合。赤い悪魔に国内組はアンデルレヒト4名、クラブ・ブルージュとメケレンから1名、ピッチに立った選手は無。
一方ホーム、ル・ブルーにOLからは、ラカセット、フィキル、ゴナロン、ジャレと4名が招集され。マルセイユ(OM)の2名PSGの2名の仏国内組どころかアーセナル2、ユベントス2の国外組を含めても代表チームにおける最大派閥を形成しているのがオリンピックリヨンなのだ。
フィキルは代表初ゴールも決めている。そしてデシャンからPKを任されたヴァルビュエナが加わったのだからトリコロールカラーが最も相応しいクラブと言える。
昨年のUEFAクラブランキングでは30位にインテル。29位のアヤックスより上位の27位につけるリヨン、63位のヘントに誰が負けると予想するだろうか。
しかし1-1から後半ロスタイムも5分に奇跡が起きてしまった。カリファ・クリバリが勝ち越しボールを決めた瞬間ゲントが2位に浮上したのだ。