ぷら~り 欧州蹴球場百景【17】メスツスキ・フォトバルコヴィ・スタディオン 其の二

2018-19シーズンの欧州各国リーグもほぼ終了。既に19-20シーズンの日程が発表されており、八月にはポーランド、九月にはロシア·プレミアへの訪問が確定。カバー写真でしずくさんが指しているのはズブロヨフカ・ブルノのマッチデー·プログラム。17-18シーズンのイフラヴァ戦。


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昨季後半、思いのほか盛り上がりをみせたのはチェコ2部=フォトバロヴァー・ナーロドニー・リガ。前景オロモウツでの続編。
アウェーチームでひと際目をひいた褐色の肌。


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カムソ·マラは1994年ギニア出身。プロフィールに身長は186cmとあるが、脚が長いので数字以上に大きく見える。兎に角プレーが荒い。試合開始からシグマの選手が彼と接触するたび、苦悶の表情で叫び声を上げ倒れ込むので、笛が吹かれてゲームが止まる。


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彼の背番号が23番であることから、現南葛FC福西崇史監督の現役時代にあやかり、ブラック·フクニシを略してブラフクと命名してプレーに注目した。


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明らかに審判に目を付けられたその姿をレンズで追うと予感は的中、前半39分に続き、後半9分に2枚目のイエローが出される。

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溢れる涙を拭いピッチを去るブラフクの背中に手を添えるイフラヴァの面々。


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この試合からは人種差別的な胡散臭さを感じたのは筆者だけだろうか。0-1とリードを許し一人少ない状況のアウェーチーム。