ぷら~り欧州蹴球場百景【104】スタディオン・ヴィクトリア / スレユベク

いきなり洗礼を浴びせられた日本代表が参加の南米選手権に注目が集まる一方、前回(17景其の弐)冒頭で《ほぼ》と書いた通り、6月中旬でもまだシーズンが終わっていない欧州国内リーグがある。

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ポーランド語の下に英語とロシア語が並んで表記される駅のホーム。実はポーランドからベラルーシに入国しようとしたら査証がないので送り返される。


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国境沿いの街テレスポルで列車が来るのを待つ破目に。ワルシャワ行きの列車が来るのは約5時間後。


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午前中にビールを飲む。午後になってもビールを飲む。街を散策して汗をかいたらまたビール。


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銘柄はペルワ。ルベルスキェ醸造所は、ルブリンとズビエジニエツの二か所にある。


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当初ベラルーシのブレストに行く予定だったが、さて夕刻にワルシャワに到着するとなると撮影できる試合が果たしてあるのか、エクストラクラサは問題外。Iリーガ(二部)もⅡリガ(三部)も見当たらない。それでも欧州にいてスタジアムへ行かない土曜など有り得ない。

そんなこんなで第104景は、Ⅲリガ(四部)のMLKヴィクトリア·スレユベクの本拠地スタディオン·ヴィクトリア。

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Ⅲリガ·グループ1は18チームの大所帯。6月22日の最終節まで予断を許さぬ残留争い。16位以下は自動降格。16位スレユベクがホームで迎え撃つ相手は17位マズールィ·エウク。これは面白さ鉄板、保証付きで行くしかない。

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列車はワルシャワ中央駅に着いているので、国立競技場を右手に車窓から眺め、再び東のスレユベクに逆戻りする。
座席数は1240。19:00キックオフの笛が鳴る。試合開始から8分ラファウのゴールでホームチームが先制。しかし21分エウクもラファウのゴールで追いつくのだが、こちらのラファウ·カリノフスキは1999年10月生まれの19歳。