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フリット⭐️サクサク動画コラボ記事⭐️

 いきなり88年欧州選手権、旧ソ連との決勝で決めたヘディングシュート。オランダ代表がメジャータイトルを唯一獲得した試合で映像はスタート。

 母国のフェイエノールトとPSV、北イタリア2クラブに、ロンドンのチェルシー。各国でのプレーが惜し気もなく披露される中でクライフとカップを掲げるシーンには注目。

 80年代リヌス・ミケルスとクライフのトータルフットボールに天敵が現れる。

 引いて守って前線のスペースに放り込むカウンター。

 当然対策は万端と師弟はポゼッションを追及する。現在のバルセロナへと引き継がれるスタイルの創世記。

 ミケルス率いるオランダ代表の映像が目を惹く。クライフの突出した「個」を活かすための戦術がトータルフットボール。

 クライフとフリットに共通するのは、センターフォワードは仮のポジション。その正体は「フリーマン=自由人」。全てのポジションを熟すその能力を信頼し状況判断を個々に任せた。

 88年のチームはオランダ史上唯一例外ともいえるツートップ。このチームには映像途中顔をのぞかせるライカールトという中盤のオールラウンダー、更に最後尾にロナウド・クーマンもいるのだからフリットは突破とフィニッシュに専念。ファン・バステンがいなければ逆に3トップの選択肢も。

 その高い守備能力を含め真の万能ぶりを発揮するのはサンプドリアに移籍してから。フリットは前時代の常識と概念を打ち破った。強靭にして柔軟、豪快ながら繊細、デカいのに巧い。

 あえてベストゴールを選ぶなら1993年10月31日セリエA第10節ホームでのミラン戦。カペッロの戦術に縛られることを嫌い移籍したサンプドリアは、前年クライフとクーマンのバルサに敗れはしたものの欧州準優勝の強豪。前半0-2のリードを許しながら71分同点に追いつき7分後奇跡の大逆転に感情を剥き出す【4分03秒~】の映像。

 しかしフィナーレは、アンリドロネー杯を掲げる最高の笑顔しかない。