ぷら~り 欧州蹴球場百景【113】シュテディオン・ナ・シホチ/ トレンチーン

まず注目したのはトレンチーン中盤の底で舵を取るプレーヤー。アシュラフ・エル・マハディウィ【1996年5月生まれ】。アムステルダム出身ながらアヤックスに加わったのは2013年から。上写真中央のモロッコ系オランダ人。

2013-24シーズンはチャンピオンズリーグ・グループステージではアヤックスとバルサが同組に。

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ヨハン·クライフのDNAを受け継ぐ両クラブは、資金力に雲泥の差がありトップチームは歯が立たなくとも、育成年代は大差がないかと思いきや、トゥーコムストでまさかの0-4。このシーズンのUEFAユースリーグはムニル・エル・ハダディ(現セビージャ)が大爆発。

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但しアヤックスもタレントは豊富でこの日の3トップはなかなかの顔ぶれ。中央には、2015年ボローニャとのセリエAデビュー戦でゴールを決め脚光を浴びたリカルド・キシュナ。右翼は先月エヴァートン戦でプレミア初ゴールを記録したアストン·ヴィラのエル·ガジ。
そして左翼には、シントトロイデンでプレーしているので、度々日本の報道にも名前が登場したガーナ系のエルトン・アコラツェ。彼らに後方でゲームをコントロールするのがマハディウィだった。

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2014-16シーズンのUEFAユースリーグが開幕。初戦の相手はPSG。前半で3点のリードを奪い終わってみれば6-1の大勝。マハディウィの前にドニー・ファン・デ・ベーク、アブドゥラク・ヌウリが並べば、大国クラブと比べても見劣りしない中盤。


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10月21日のバルサ戦は現地で観戦したが、マハディウィはベンチに入らず結果は0-2とリードしながら退場者を出す稚拙な試合運びで、追いつかれてのドロー。アウェーでのPSG戦に途中出場すると結局この三人で中盤を構成したアポエル戦を4-1の快勝でベスト16に。ASローマ戦ではマハディウィが主将の腕章を巻き、PK戦では4人目のキッカーを務めて成功。但しアヤックスは6人目が外し敗退した。


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2015-16シーズン、あくまで大会を育成の場と考えるアヤックスは、下の世代を主に起用。三度目のユースリーグ、出場は準々決勝のチェルシー戦のみ。中盤三枚の顔ぶれは前年と変わらず。最終ラインにはデ·リフト(現ユベントス)、途中出場ながらジャスティン·クライファート(現ローマ)もピッチに。しかし1-0の惜敗、ユースを卒業したマハディウィを待っていたのは2016-17シーズンADOハーグへの移籍話。10月16日対戦相手はまさかのアヤックスというドラマティックなデビュー戦を経験。

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年が明けた1月19日のヨハン·クライフアレーナ。アヤックスはクライファートがスタメン。ベンチにはかつての同僚達の顔が並ぶ中、日本でもおなじみのジェリコ·ペトロビッチ監督はマハディウィをナンバー10(トップ下)に配した。

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