今回でカバー写真の大山成美さんは任期満了。「え・・・?あたしおしまい?」の吹き出しが似合いそうな写真を最後に残しておいた。
ビールの小瓶を持った写真が妙に多くなっている。これはご本人のキャラの影響も少なくはない。
第23景コペンハーゲンといえばカールズバーグ。1988年からスポンサー契約を結んだUEFA主催欧州選手権とリヴァプールの胸ロゴは今でも記憶に残る。ベニテスの奇跡と感動(2005年)をクロップは、キエフで再現できるであろうか。
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そして1994年からUEFAチャンピオンズリーグの公式スポンサー、ハイネケン。現在世界でも最も多くの国で飲まれている。第24景で紹介したとおり、ヘンクで販売されているクリスタルも同グループの製品。
第33景はKVオーステンデの本拠地、ヴァースライズアレナ。当日の入場券(立ち見)と列車チケット、マッチデープログラムにジュピラーの瓶、4点セットで撮影・掲載したのがコチラ
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都市名は「東の端」だが、ベルギー最北端オーステンデは、ブリュッセルから列車で15分。港の帆船には18世紀貿易港として栄えた歴史の名残り。市内中心部を散策、聖堂以外に目をひくモノは特に見当たらないが、街中でも潮の香が微かに漂う。水平線の彼方は英国ブリテン島。
王室御用達のリゾート地はどんなものかと砂浜を西に向かったが、歩き疲れて結局トラムを二区間利用した。
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これはもう黄金色の液体で喉を潤すしかない。スタジアム内でカップに注いでもらいグビグビ喉を鳴らし、ぷは~と息を吐く。そこで初めてカップの文字がMAESであることに気づく。
言いわけになるが、基本、取材・撮影=お仕事でスタジアムに出入りしているため、毎回ビールを飲んでいるわけではない。ベルギーのスタジアムでビールを飲んだのは過去に・・・数回。・・・たぶん。そのすべてがリーグの冠ジュピラーだった。スタジアムの外を含めてもMAESを飲んだのはこの時が初めてだったので、ファインダーに収めてみた。
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フットボールファンが勝手にハイネケンこそ世界一と思い込むのも頷ける。但し世界シェアの3位カールズバーグ、2位のハイネケンを圧倒するのは14世紀にブリュッセルの東、ルーヴェンのアルトワ醸造所から発展したインターブリュー。正確な名称はアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)社。
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かつてインターブリューの二枚看板は日本でも手軽に入手できる小麦=白ビール醸造のヒューガルデンと、現地でやたら広告が目に入る修道院=Abbey ビールの代名詞レフ。
それが2000年、同社は初めてイギリス海峡を越え、ホイットブレッドを買収、更にバスをカールズバーグとの競合の末23億ポンドで傘下に収める事に成功する。