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♯7 モガディシュの衝撃とドーハの悲劇

チェ)チェマンのおやじーのです。今回のお当番秘書はマユぞーくんとロンドンからニコくんにも加わってもらいます。
ニコ)はじめまして。ニコールです。宜しくお願いします。

マユ)ガチ秘書ですね。ニコさんの写真。右下変なキャラクターが気になるのですが。
チェ)レセプションの時に撮影した写真なので。この可愛いキャラクターは後ほど説明するとして、昨年ロンドンといえば映画の話題。BFI主催ロンドン映画祭のコンペ部門に新海誠監督『君の名は。』がノミネートされ驚きました。
マユ)ヴェネツィアやカンヌ映画祭は日本でも知られていますが、ロンドンでも大規模な国際映画祭が催されているのですね。
ニコ)昨年は60回目の開催です。『君の名は。』は私も感動しました。日本人は英国の映画作品は観ていますか?

マユ)映画は次回お当番のミスズさんが担当です。私が知ってるのは「ハリーポッターシリーズ」ぐらいかな。ここは昨年ヴェネツィア映画祭会場に行ってきたチェアマンにパス。
チェ)英国の映画で記憶の残るのはその名のとおり『英国王のスピーチ』(2010年)。同じくコリン・ファース主演なら記憶に新しい『キングスマン』。今年秋に続編公開決定です。
ニコ)当初6月公開が延期になりました。
チェ)英国人監督ならばリドリー・スコットが日本では有名ですね。我々の世代は『ブラックレイン』。故松田優作の遺作となりました。

マユ)リドリー・スコット監督はアメリカ人じゃないの?
ニコ)サウス・シールズ出身、ロンドンの名門ロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学んだ正真正銘のイングランド人です。

チェ)ロンドン時代はCM映像の監督。1979年『エイリアン』を手掛けてから米西海岸が活動拠点です。
ニコ)彼が設立したRSA社ではロサンゼルス、そしてロンドンでも次代の担い手が制作活動を続けていますよ。

第60回BFI主催ロンドン映画祭 予告映像↓

チェ)リドリー・スコット監督のブラックホークダウンは知ってますか?
ニコ)2001年の戦争映画ですよね。
マユ)苦手です。ポップコーン食べれなくなります。戦争を題材にした作品はほぼ実話ですね。

チェ)この作品もです。インド洋に面したアフリカの小国ソマリアで内戦が勃発したのは1988年。無政府状態に突入すると飢餓が広まり餓死者が続出しました。国連、赤十字やNGOが食糧援助を試みるも武装勢力に略奪される状況のなか、1993年10月3日、首都モガディシュにおいてアメリカ合衆国軍とソマリア民兵の市街戦が勃発。この日の戦闘をスクリーン化したのがブラックホークダウンです。

マユ)日本がカタール・ドーハの悲劇でショックを受けた同月、世界ではそんな悍ましいことが起こっていたのですか。

チェ)ところが接点がないと思われたソマリアとサッカー、そして日本代表が結びつきます。前年の12月30日、ACミラン主催によるチャリティーマッチが催され、かつてイタリア領だったバイドアに100トン以上の食糧が送られました。