ぷら~り 欧州蹴球場百景【93】 フレシエル・スタディオン/ ベフェレン

その10年後、レシフェのペルナンブコ・アリーナで日本代表と対戦。守護神バリー、ゾコラ、ヤヤ·トゥレのオーバー30トリオの基盤の上に起爆剤ドログバの投入でザックジャパンを粉砕した。

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ゾコラがインドネシアでそのキャリアに終止符をうったのは一昨年。そしてバリーも昨季ベルギー二部のOHルーベンに在籍したが出場機会はなく引退。しかし先月撮影した試合では鋭い眼光をベンチから放つ姿を見かけており、そのまま指導者の職に就いていたと知る。

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国名は「象牙海岸」を意味しエンブレムにもボールと戯れる(?)象のデザイン。象のビールがお馴染みカールスバーグの『エレファント』。
アルコール7・2%だけでなく味も香りも濃い。ライセンス生産はなくデンマーク本社の製品。欧州ビール王決定戦ではハイネケンやジュピラー、ガンブリヌスの大手銘柄は対象外としてきたが、この象はエントリーさせておきたい。

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2006年アルゼンチン、オランダに僅差で連敗したドイツ大会に比べ、ペルナンブコ・アリーナで日本に逆転勝ちし、ベスト16へ大きく前進したコートジボワール代表はグループ最強のコロンビア代表と対戦。サロモン·カリューに代えて左ウィングにマックス·グラデル(1987年生まれ)を起用した。アビジャン出身ながらグラデルはパリ、ロンドンで学び2011年からサンテティエンヌでプレーしていたウィンガー。
ブラジルでも柳の下に泥鰌は二匹いない。再びドログバ投入も、直後ハメスに頭で決められ1点のビハインド。グラデルもカリューと交代。70分以降互いに1点づつ決めてコロンビアが勝利。TV録画で観戦したはずが正直グラデルの印象は薄い。

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2017年5月6日プレミアリーグ36節
ストークシティ戦1-1の後半26分、背番号10マックス·グラデルがピッチサイドに。2015年の夏に移籍したが9月(5節)から2月末(27節)の復帰まで前十字靱帯断裂で欠場。エディ・ハウ監督の信頼を得られず、このシーズンも四試合を残してスタメン出場もゴール·アシストの記録もなし。それでも10分以上の時間が彼に与えられたのは10月のスパーズ戦以来、無表情ながら何か得体の知れない気迫のようなものを感じてレンズを向けた。


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1点のビハインドで時計の針が残り10分をきると、予感が的中。右サイドを元U21代表アダム·スミスが突破、スピード、コース絶妙のボールを上げると、背番号10がドンピシャのタイミング、頭であわせた瞬間シャッターをきりながら、ネットに突き刺さると確信した。