アウェー初戦こそ落としていたが、珍しく高額大量補強で戦力は充実。試合は終始圧倒しながら1-0のスコアは少々寂しい。
この年からアレナのスタンドは禁煙。巨大スクリーンにマークが表示され、マッチデープログラムにも記載済み。マリファナはOK でも分煙には厳しい。
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このシーズンはスパルタ・ロッテルダム:Sparta Rotterdamに0-4とまさかの大敗を喫してしまい、リーグ戦1試合を残して3位が確定。ファンバステンの辞任が発表され、トウェンテ・エンスヘーデとのシーズン最終戦ベンチから指示を出したのはファント・シップだった。
ファンバステン自身も自分は監督には向いていないと感じ、2015-2016年にオランダ代表のアシスタントコーチを最後に指導者は断り続けている。
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2011年7月、大御所ヨハン·クライフ:Johan Cruijff【1947年4月25日生-2016年3月24日没】が母国に理事として帰還。
結局「プラン・クライフ」は失敗に終わるが、翌12年7月マルク・オーフェルマルス:Marc Overmars【1973年3月29日生】
がスポーツディレクター就任。同年11月エドウィン・ファン・デル・サール:Edwin van der Sar【1970年10月29日生】
のコマーシャル・ディレクター就任が発表され新組閣が完成するとクライフはクラブを離れ再び隠居した。ファン・デル・サールは、2016年に最高経営責任者CEOに昇格。オーフェルマルスも手腕を発揮、2017年には、五年前ゴー・アヘッド・イーグルスを任せたエリック・テン・ハフ:Erik ten Hag【1970年2月2日生】をユトレヒトから引き抜く。クライフ-ペップ-テンハフと受け継がれた血脈。後世まで語り継がれるであろうUEFAチャンピオンズリーグでの快進撃。
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上写真は2015年に撮影、サングラスのファン・デル・サールとクライフに挟まれたオーフェルマルスの後頭部。右斜め後ろのプジョル:Carles Puyol【1978年4月13日生】と何やら話し込んでいたが2000年オーフェルマルスがアーセナルからバルセロナに移籍して短い間ながら共にプレーしていた仲。