2022 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選グループリーグも残すところ11月の2試合のみ。それでも当確がドイツとデンマークの二ヵ国と熾烈で過酷な潰しあいが続く。
来月セルビアーポルトガル、スウェーデン-スペイン そしてロシア-クロアチア(※左が首位)の直接対決で各国スタジアムが興奮と熱狂に包まれる。
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イングランドも余裕のはずが、ウェンブリーで1-1のドローを伝えるハンガリー紙面。エールビールでの祝杯は来月へと持ち越された。
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3月プシュカシュアレーナでは0-4。選手は兎も角、英サポーターはなめきっていたに違いない。
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試合後ハンガリー代表を指揮したマルコ・ロッシ監督は「私の記憶が間違っていなければ、ハンガリー代表がウェンブリーでイングランドからポイントを獲得するのは3-6で勝利した1953年以来、初めてです。」とユーモアを感じるコメント。
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146景はブダペストのプシュカシュ・フェレンツ・シュタディオン。2014年にFTCとDVTKのカップ戦を訪れた懐かしいショットの数々。
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1953年8月20日のオープニングセレモニーでは、IOC委員長のアベリー・ブランデージの眼前を1万羽の鳩が羽ばたき、オープニングゲームでは、国防省=陸軍のブダペスト・ホンヴェドがソ連から招いたスパルタク・モスクワに3対2のスコアで勝利している。
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ソ連が五輪に初参加したのは前年のヘルシンキ大会。ワールドカップに参加するのは58年スウェーデン大会から。
共産主義の時代、代表クラスの選手をブダペストのクラブに集中させる方針は、代表チームの国際試合が国家の威信を示す場として重要視されていたことがうかがえる。
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ヘルシンキ五輪を制したハンガリー代表がロンドンでの記念試合に招かれたのは1953年11月25日。ロッシはポイント獲得と表現したが、大会ではなくFA創立90周年を祝う単独の試合。