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長靴の国で観た異邦人たち 十三の巻【氷国から来た蹴球人達】

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ユーロが閉幕して既に半年が経過した。サンドニのモニュメントも今やこんな形貌に。

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大会を盛り上げたのがイングランドを下しベスト8入りしたアイスランド。この国の人口は四日市(三重県)より多いが所沢(埼玉県)よりは少ない。
それまでアヤックスのエースストライカーとしてブレイクしたシグソルソン以外、アイスランド人プレーヤーを観たことがなかったが、大会前訪れたブンデスリーガ最終節。アウスブルグのWWKアレナで先制ゴールを決めたのがアルフレッド・ファンボガソンだった。

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ユーロ終了後も感興惹かれるアイスランド人プレーヤー。まずは10月19日チャンピオンズリーグ第三節パルク・デ・プリンス。CLとあって日本でも視聴された方も多いはず。
スコアを額面通りに受ければPSGの完勝だが、眼下ではバーゼルのプレーヤーに見るべきものが。翌朝レキップ紙の採点でも、PSGではラビオットの8点、ルーカスの7点は別格としても 6点は先制点のデ・マリアと完封したアレドラのみ。
それに対してバーゼルからは7人が6点とまずまずの好評価。その中の一人がアイスランド代表でもこの日と同じく8番を背負っていたビルキル・ビャルナソン。
5試合すべてスタメン出場しシグソルソンと並んでチーム最多の2ゴールを決めた功労者は、2012年からぺスカーラ→サンプドリア→ぺスカーラと3年間をイタリアで過ごしている。(写真左ビャルナソン 右ラビオット)

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翌日のヨーロッパリーグ第三節。ウィーンのアリアンツスタジアム。ウォームアップから注目したのはラピドの23番アルノル・トラスタソン。ユーロ予選終了後に抜擢された新鋭ドリブラーは昨季までスウェーデンでプレー。この日も4-2-3-1の左に入り7分相手ゴールキーパーの弾いたボールをダイレクトのシュート。こぼれ球を味方が押し込み貴重なアシストを記録している。

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さて本題のイタリアで観たアイスランド人プレーヤーといえば、六の巻でマノラスと競り合うスキンヘッド。

彼の名はエミル・ハルフレッドソン。

ユーロで代表チームは4-4-2を採用。左サイドハーフのレギュラーが前述のビャルナソン、交代要員としてトラスタソン。各年代の代表を経て2005年3月僅か1分の途中出場でA代表デビューした相手はアズーリだった。既に10年以上の歳月が過ぎ、その間2007年レッジーナに始まり2010年から5シーズンをヴェローナでは10番を背負い、そして今年の冬からウディネーゼと伊国暮らしは長い。

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代表では左ハーフの3番手でもディフェンシブな位置でも使えるレフティ。ミランのベンチに根が生えた日本人レフティも、間もなく開く冬の移籍市場での動向が注目される。
個人的には彼を中盤下がり目で起用する監督(クラブ)を期待しているのだが。