オーストリア編のオーラス。一昨シーズンのザルツブルグとアヤックスの対戦で90年代の因縁と結びつけるような日本のおたくライターは自分しかいないだろうと、この巻ありきで6巻から書き始めた。最初に女神の20年越しの脚本に賛辞を贈り「女神は飲んだくれ」で結ぶために、まず6巻でワインとビールの話題で導入部に伏線を張った。
自分はこのエッセイでも構成=起承転結に拘るし、毎回次巻以降のための伏線を張り巡らしている。解らない方にはまったく解らないだろうが、それで良いと思っている。芸術作品からTVドラマまで創作者の細やかな拘りを、鑑賞者側に探す楽しみとして享受してくれる作品が好み。したがってオピニオン・テキストに・・・赤き血潮がウィーンのピッチで白黒決着つけた伝説の一戦。(この一文の解説。アヤックスのユニフォームは通常白赤、ミランは赤黒だが、この日アヤックスは黒、ミランは白のユニで決戦に挑んでいる。)とか92年と94年の記憶が甦ったかもしれない。(フランクは4試合とも出場している)などの補足はダサい。恥ずかしい。親切の押し売り。邪道もいいところ。・・・とこのアフターワードで書きたかったのであえて入れてみた。
サッカルチャーではスタジアムの女性写真。オピニオンでは文章の流れからバーでビールを持っている女性に差し替えた所もお見逃しなく。撮影したのはマドリード。以前クリスティアーノ・ロナウドがマンチェスター・ユナイテッド在籍時レアルからのオファーに対して、欧州の記者が書いた「気候も食事も女性の美しさも含めマドリードが劣るところはない・・・」と移籍を薦める内容を拝読して「マンチャスターにだって美人はたくさんいだろう!?失礼じゃねえか?」と思った記憶がある。それ以来結局マドリード訪問時、視界に入る女性を意識してしまうのだが、・・・・東洋人のボンクラオヤジには地元住民と海外からの旅行者の区別がイマイチつかなくてマドリード美人多数説の真贋を掴み切れていない。
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