アジア杯も明日の決勝を残すのみ。既に欧州各国リーグが再開。来月にはUEFAコンペティションもノックラウトラウンドの激闘が始まる。ヨーロッパリーグ32クラブ中最も北に位置するセルティックパークには2500キロ南のイベリア半島からヴァレンシアFCが乗り込んでくる。
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セルティックがスペイン勢と対戦するのは2シーズンぶり、一昨季(2016-17)シーズンのチャンピオンズリーグ・グループステージ以来なのだが頻度は結構高い。
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緑白横縞ファミリーの後ろに見えるのはミラノ・チェントラーレ。サンシーロで延長戦まで縺れ、セルティックのクラブ史の刻まれた名勝負。この少年も、今では見上げる程成長していることだろう。
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久留実さんには11月23日のバルセロナ戦パンフレットと一緒にウォルフリッド·ウィッシュのフライヤーを持ってもらった。創始者の修道士ウォルフレッドの慈善精神が今も同クラブには継承されており、セルティック財団のコミュニティコーチを務めるジョー·マーンズ氏は、正に象徴的存在。彼は生まれた時から腕と脊椎の脊柱側弯症がない状態で日常を過ごし、現在は子供や障がい者の指導をしている。
第81景はグラフゴーのセルティックパーク。このスタジアムの雰囲気も伝わる彼の自己紹介映像。
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パンフ頁をめくると、過去のセルティック対スペインクラブの歴史が記されている。左頁には2008-09シーズンのビジャ·レアル戦。中村俊輔はH&A両試合ともスタメンで出場していた。
人口や市民1人当たりのGDPでは3番目の大都市、マンチェスターやリヴァプールよりは洗練された都会である。
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エジンバラからグラスゴーまでの長距離バスも、中央駅から宿のあるアニーズランドまでの近距離列車の切符もロンドンで購入したモノと同じオレンジ色のデザイン。境界線はあっても陸続きだからこれはわかる。しかし紙幣はイングランド発行以外に、スコットランド側でも独自に三つの銀行が造幣しているからもう訳がわからない。このBANK OF SCOTLAND札など日本では何処も換金してくれないから紙屑同然。
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スタジアム敷地内に到着したFCバルセロナのバスを、民族衣装を纏ってバグパイプを演奏する少年達が先導するおもてなし。