ぷら~り 欧州蹴球場百景【139】 スタディオ・コルナレド / ルガノ

今年は5年ぶりにUEFAヨーロッパリーグ(EL)の決勝戦に足を運ぶ予定。開催都市はポーランドのグダニスク。ベスト32の組み合わせは決まっているが、決勝の対戦カードはまったく予想がつかない。

昨春ハンガリー=ネムゼティ・バイノクシャーグ1部の2018-19シーズン最終戦。この試合勝利したホンヴェド・ブダペストはEL予選の出場権を獲得。129景でスポットをあてたヴィリニュス戦へ。


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先制ゴールの置き土産を残したてハンガリー代表フィリップ・ホーランダーはホンヴェドを去った。行き先はスイス南部の街ルガノ。昨季3位のFCルガノは、ELグループステージからの出場となるので栄転。ヤングボーイズもバーゼルもチャンピオンズリーグ予選を勝ち抜けず、結局スイスの3クラブはELグループステージに振り分けられた。第140景はFCルガノの本拠地スタディオ・コレナレド。


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マルペンサ空港離陸後の写真。窓側に座れば眼下を間違いなく撮りたくなる。
ミラノの北東40キロにあるベルガモのオーリオ・アルセーリオ空港はバロック期の巨匠からその名前を拝借。現在は大阪あべのハルカス美術館で展覧会の開催中。


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ミラノはスタイリッシュで快適な都市ではあるが小々退屈。日帰りでも片道1時間半で行けるベルガモかルガノをお薦めする。
カバー写真であかりさんの皿に盛り付けられたのはスペイン発祥のピンチョス。バル文化が根付いているイタリアでもよく見掛ける南欧の定番。ルガノの食事メニューはイタリアンと何ら変わらないし、フォンデュばかり食べてるわけでもない。


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FCルガノには、今季柿沼利企がスペイン三部のアルカラから加入した。19歳の彼が果たしてトップチームでプレーできるのか、密かに注目はしている。

EUに加盟しない永世中立国スイスの不思議なスーパーリーグの状況。
人口40万を超えるチューリッヒと隣のヴィンタートゥールあわせて60万の経済の拠点。
パリとTGVで結ばれるジュネーブも国際機関の本部が軒を連ねる20万都市。密度においては、チューリッヒを三倍以上と圧倒する。

しかしこの国のフットボールの首都は人口13万人強。第三の都市バーゼル。名目上の首都ベルンも14万程度でヤングボーイズは久保裕也の活躍で日本での知名度が急上昇した。


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自治体の連合が正式に連邦国家を樹立したのは1848年。以降三都市持ち回りだった議会が投票によりベルンに置かれた。しかし憲法に首都を定めていない。実は日本も現在の首都は東京に置くと憲法条文は見当たらない。屁理屈をこねればベルンには連邦議事堂があり、東京に国会議事堂があるので、勝手に首都だと国民が思っているだけである。

ティチーノ州最大の都市ルガノ人口は6万4千人。しかし日本の多くのサッカーファンがアルプスの山々に囲まれ都会の喧騒から程遠いコラネラドの空気をTV画面を通してではあるが、感じているはず。