昨年は、芸能界から違法薬物での逮捕者が相次いだらしい。女優・沢尻エリカが2009年に、地中海屈指のリゾート地であるイビサ島や2012年バルセロナでの大麻パーティーに参加したらしいが興味はない。
◆◆◆◆◆
フランコ没後、80年代スペインではモビーダ・マドリレーニャが国全体へと拡がった。経済成長とこの革命的な文化運動、新たなアイデンティティを掲げ、若者たちが放つエネルギーでマドリッドは眠らない街へと変貌を遂げた。
そんな80年代、薬物の氾濫で著しく治安が悪化したのは首都南東部に位置するヴァジェカス地区。イビサ島に行くことは一生ないだろうが、2009年このヴァジェカス地区を訪問した際、マリファナの臭いが、道端で度々鼻をかすめた。現在でもスペインではマリファナを厳重に取り締まる気配はらない。合法化という表現は不適切だが、個人的な使用目的での栽培は御咎めなし。公共の場で吸えば罰金の対象らしい。
◆◆◆◆◆
先を見抜いて判断する力を表す「先見の明」。自分にあるとは思わないが、現在リハビリ中のスペイン代表ジエゴ(ダ・シウヴァ)コスタは半端ないと興奮したのは12年前。さすがに当時半端ないとは言わなかったが、滝川第二高校の中西隆裕将主将と同様のショックを受け、将来の代表入りを予感したのが12年前。まさかセレソンではなく赤いユニフォームまでは予想できなかったのだが。
祖国ブラジルでさえ名が知られていない18歳の若者がポルトガルのブラガに移籍、ここでもレンタルされブラガでの試合出場記録もなし。2007年1月アトレティコ・マドリーに完全移籍、そしてまたレンタル。今でこそUEFAチャンピオンズリーグ常連のアトレティコも当時は10年以上欧州の檜舞台から離れていた中堅クラブ。
◆◆◆◆◆
141景はマドリードのカンポ・デ・フットボル・デ・ヴァジェカス。
カバー写真のマフラーも2009年オフィシャルショップで購入したもの。当時新スタジアム構想を発表したはずが、二年前の訪問時も変らぬたたずまいに苦笑し懐かしむ。
◆◆◆◆◆
オフィシャルスポンサーはフランスのパトリックから、自国のケルメに変っていた。
◆◆◆◆◆
スペインでも雨が降るのかと思いつつ、試合もないのにスタジアム周辺を散策しカメラを取り出す。
◆◆◆◆◆
スタジアム名でもあったテレサ・リベーロ会長の名前が抜け落ちて空白に。
◆◆◆◆◆