ぷら~り 欧州蹴球場二百景【217】ニーダーザクセン・シュタディオン / ハノーファー

コロナ禍を挟んで三年ぶりとなる親子二人旅。乗客もスタッフも気の毒なほどの成田空港の異常な混み具合。


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しかしロシア·ウクライナ情勢の影響は色濃くルフトハンザ航空の名古屋発フランクフルト行737便は、依然として運行再開の目処が立たず。

フランクフルトの長谷部誠が先週末の22節のライプツィッヒ戦にスタメン出場。自身の持つ東洋人ブンデスリーガ最多出場記録を366に更新。300試合を越えているのは長谷部と車範根だけ。昨年のUEFAヨーロッパリーグ戴冠も42年ぶりの快挙。車範根は42年前のUEFAカップ決勝にスタメン出場。


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80年代前半ブンデスリーガが世界最高峰に偽りなく同大会でもドイツ勢が猛威を振るい八強のうちの五つの椅子を占める。バイエルンがカイザースラウテルンとの同国対決を制し四強へ。


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チャブンクンのフランクフルトは、チェコスロバキアのズブロヨフカ・ブルノを合計6-4で退けて駒を進める。今でこそ1部と2部を上下するエレベータークラブのブルノもかつてはチェコを代表する強豪。シュツットガルト、ボルシアMGで四強は独·一色に。


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上写真前列トロフィーを見つめるフレッド・シャウブがフランクフルトに加入したのは1979年冬。81年までの3シーズンで21試合と出場機会に恵まれず記録は3ゴールに留まる。UEFAカップ決勝第2戦は80年5月20日。初戦を3-2で落としたフランクフルトが77分シャウブを投入、4分後の決勝ゴールはフランクフルトサポーターの脳裏に強く焼き付いている。83-86までハノーファー96で22ゴールを記録。
今シーズン開幕前、そのハノーファーにフレッドの長男ルイスの加入が大きな話題になったのは理由がある。


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215景はこれまで多くの日本人が在籍したハノーファー96の本拠地。ニーダーザクセン州の都は人口53万人。
49,200人を収容する競技場。訪問時はAWDホールディングスがネーミングライツを取得。但し同社は2007年隣国のスイスライフに買収されている。


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ハンブルク駅から150キロの距離を1時間程度で到着するから列車のスピードは結構速い。車ならばアウトバーン7でも1時間半はかかる。


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カバー写真のチョコレートビスケットは創業1889年、ドイツで親しまれているバールセン発祥の街がハノーファー。