テニスファンには待ち遠しい全米オープン開幕は今月29日。昨年の決勝はダニール·メドベージェフとノバク·ジョコビッチの仲良し対決。同じスラブ系民族で正教会を信仰し、過去2度の大戦でも共闘しているのがセルビア人とロシア人。
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6月4日、このドイツ·ビルド以外にもが全仏オープン男子シングルス準決勝戦を欧州各スポーツ紙が大きく取り上げた。アレクサンダー·ズベレフの右足首負傷の瞬間の写真には思わず顔を背けたくなる。
ロシア、ベラルーシ両国のプレーヤーが除外された全英オープンは、英協会に対して罰金が科せられるお粗末な顛末。
個人競技と団体競技の違いや国家を代表するか否かで対応も異なるだろうが、UEFAはネーションズリーグ(UNL)からもロシアを弾き出した。
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中立地&無観客の条件付きで参加が認められたのはベラルーシ代表。セルビアが手を差し伸べる形で、UNLホームゲームは第二の都市ノヴィサドにて開催。スタジアムはかつてザックジャパンがセルビア代表に2-0の完敗を喫し、ブラジルに向けて黄色信号が灯ったカラジョルジェだった。
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ベラルーシ代表中盤の核となる背番号7アルテム·ビコフは、ディナモ·ブレストからホームタウンのディナモ·ミンスクに復帰。ソリゴルスクからロマン·ベグノフも獲得したにもかかわらず昨シーズンは3位と不本意な成績に。
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先月のUEFAヨーロッパ·カンファレンスリーグ(UECL)予選はイスラエルのベエルシェバの前に2回戦で道を絶たれた。
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二次大戦からの復興再建。白いロシア正教会が記憶に残る首都ミンスク。第185景は1980年モスクワ五輪でも使用されたディナモ·スタジアム。
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2018年リノベーション完了、式典には独裁者として名高いアレクサンドル・ルカシェンコ大統領も当然参列。クラシカルな外観は維持されていて、モダンな屋根とのミスマッチが秀逸。
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