ぷら~り欧州蹴球場百景【179/180】ハラダシュスポーツコンプレックス &キラーイ・サバディボーシュポルト / ソンバトヘイ 

UEFAネーションズリーグ2022-23ではワールドカップ予選に続き同組となったハンガリーがイングランドに勝利。


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イタリア、ドイツとかつて世界を制した豪華な顔ぶれが揃ったA1グループに名を連ねるだけでも、ハンガリー国民は胸を張れるし鼻も高くなる。


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第179景と第180景は、ソンバトヘイのハラダシュスポーツコンプレックス &キラーイ・サバディボーシュポルト。

ソンバトヘイ出身のチャバ・ヘンデ国防大臣の後押しで総額158億の新スタジム建設決定と時を重ね、国民的英雄は母国のクラブに復帰する。ハンガリー代表歴代最多キャップ数108を誇るガボール・キラーイ。


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彼は2019年地元ソンバトヘイ・ハラダーシュのウェアと、トレードマークのトレパンを脱ぎ現役を退いた。
あれから三年、レジェンドをインタビューする機会に恵まれた。


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ハンガリーにとって44年ぶり出場となるユーロ2016では大会史上最年長の選手として出場。まずは決勝トーナメントに導いた守護神に同大会と昨年のユーロも振り返ってもらった。

「2016年の大会前ネガティブな意見も多かったのですが結果は国民に大きな驚きを与えました。そのため、ブダペストで2試合が組まれた2021年大会に向け期待は高まりました。強豪国と同居したため残念な結果となりましたが、シャンドール・チャー二―協会長はハンガリーを良い方向に進めているし満足しています。」

言われてみればラテン系のルーマニア、スラブ系のセルビアは兎も角、ゲルマン系のオーストリア人とは几帳面で生真面目なところは共通するのだが、なぜかハンガリー人の現実的な発言はネガティブで暗く感じる。


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「あくまで私の個人的な意見ですがすべてのハンガリー人選手がよりレベルの高い国外でプレーするべきです。ですからユーロは国外に向けて自らをアピールする良い機会にもなりました。」

ウェンブレーではイングランド代表とドロー。しかしアルバニアに連敗したワールドカップ予選について意地悪な質問をした。
取りこぼしが多いのはハンガリー人の気質によるものか?


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