ぷら~り 欧州蹴球場百景【171】サプサン・アリーナ / モスクワ

反戦デモへの参加者を警察官が逮捕・拘束する写真をネット上で散見したのは3月中旬まで。抗議運動の勢いは失われ、国外脱出者が急増した。行き先はトルコ、アルメニア、ジョージア、中央アジア諸国など。
モスクワで警官の姿を撮影したことを思い出す。白馬の鼻先を撫でる女性たち。試合前のほのぼのとしたワンショットは2019年のロコモティフ・スタジアム周辺。


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あれから二年、パンデミックによる渡航自粛が続くなかでの昨秋の首都訪問。


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第171景はFCカザンカ・モスクワの本拠地サプサンアリーナ。収容人員は1万人。
名称は異なるがロコモティフのファームクラブ。三部リーグに参戦しており、この日はFCエニセイ・クラスノヤルスクのリザーブチームとの試合を撮影した。


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エニセイは2018年ロシア・プレミアリーグに昇格も僅か1シーズンで降格。リザーブチームもたいしたことはないだろうと高を括っていたが、0-0で前半終了。
センターバックとゴールキーパーの奮闘が際立つ。


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守護神はまさかのセルゲイ・チェプチュゴフ。2022年の年が明けると36歳でキャリアに終止符をうった。ハイライトはCSKA時代の2012年2月21日ルジャンキ。UEFAチャンピオンズリーグの決勝ラウンドの相手はレアル・マドリーとあって7万人の大観衆。


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クリスティアーノ・ロナウドにゴールを決められ前半を折り返す。後半23分本田圭佑がピッチに送り出され役者が揃う。ロスタイムにポントゥス・ヴェアンブロームの同点弾でアウェイ戦に望みを繋ぐドロー。チェプチュゴフはソビエト連邦時代のクラスノヤルスク出身。2017年から故郷のクラブに戻っていた。


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そして最終ラインで体をはるのが元U21代表イヴァン・ラプショフ。2019年9月までカザンカに在籍していたのだから後輩達を前に気の抜けたプレーは見せられない。

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カザンカからオレンブルグに移籍。9月28日スパルタ・モスクワ戦ベンチでその姿を撮影していた。右から四人目がラプショフ。