感染症拡大で国内に閉じ込められた昨春、開いたPCの情報ではユヴェントス10連覇成らず。阻止したのは10年ぶりのスクデット獲得となるネッラズーリ。
その時思い出されたのが2014年10月のミラノ・サンシーロ。当時はチケットを購入し一般客としてスタンドでの観戦。
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何やらメインスタンドの騒めきがゴール裏付近まで伝わってきた。ユベントスでの仕事を終えて代表監督就任から二か月。どうやらアントニオ・コンテが視察に訪れているらしい。
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第156景はアルテミオ・フランキ。50キロ離れたフィレンツェと同名だがこちらはシエナ。
ニコルさんが巻いているマフラーに織り込まれたエンブレンムは旧デザイン。2014年の破産後、RoburシエナとしてセリエDからの再スタートを経て、2020年アルメニアグループの所有下で再建された現在のクラブロゴからは狼が消えていた。
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10月まで指揮官を務めたアルベルト・ジラルディーノの後任は暫定のマッダローニに替わり、今月からパオロ・ネグロ。かつてアズーリで脚光を浴びた大物が名を連ねる。
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2010-11シーズンにはアントニオ・コンテに導かれセリエA昇格したものの八百長違法賭博事件が発覚。関与したとされたコンテは1審2審の判決に怒り最終審へと上訴。無罪を勝ち取ったのはアズーリを率いた2016年のユーロ開幕直前。
今年53年ぶりに欧州を制したアズーリと南米王者アルゼンチン代表の試合が2022年6月1日ロンドンで開催されることが発表された。英国もイタリアも変異株「オミクロン株」による感染者急増中の年の瀬。
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それでもコロナ騒動が落ち着いた将来、代表版「TOYOTA CUP」は是非、治安の良い中立国、東京での開催をお薦めする。
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26年前のオランダ専門誌の表紙にはTOKYOの文字が並び、国立競技場でトロフィーを掲げるダニーブリントの写真が用いられた。
翌96年ユベントスは中盤の運動量でアヤックスを圧倒。連覇を阻んだのが、アントニオ・コンテ、ディディエ・デシャン、パウロ・ソウザの三人だった。