ぷら~り 欧州蹴球場百景【150】デ・トゥーコムスト / ダイフェンドレヒト


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紙面にはスロバキア語でリトアニアの勝利が記録されている。得点者ダフィ・クラーセンについ頬が緩む。


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大迫勇也と同僚だったことで日本のサッカーファンの間でも認知度は高まったが、彼が2010年デ・トゥーコムストで開催されたフィーチャーカップのMVPに選ばれた姿を目の当たりにして以来、クラーセンを気にしている。


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この試合を、デブール兄弟も観戦。当時U19アヤックスで指導していたフランクは、前年から16歳のクラーセンを指導していた。ダニー·ブリントとレンタル移籍中のデイリーの姿も。そして煉瓦壁面のクラブハウス二階には、トップチームの面々。最年少はクリスチャン·エリクセン18歳。


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表参道でレンガ積みされた建物とJENNAさんを撮影したカバー写真。オランダの首都アムステルダムは煉瓦と運河の街。


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百景がヨハン・クライフ・アレナだったので百五十景は弟分のデ・トゥーコムスト。しかし今回、あらためて驚くべき事実に気づいてしまった。アレナはアムステルダム市にあるが、目と鼻の先どころか、目と眉毛の先にあるトゥーコムストの住所はアムステルダムに非ず在らず。


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ここはダイフェンドレヒト。アムステルダムに囲まれているが、日本でいうところの『村』。それもおそろしく狭い。20世紀初頭、ピエト・モンドリアンが描き、現在デンハーグ美術館にも所蔵される名画「ダイフェンドレヒトの農家」の舞台がまさかこの辺りとは。


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