チェ)アーセナル現地取材の完結編。お相手はアリスくん。またパリジェンヌ・・・まあ前回もアンバサダーのロベール・ピレス、動画ではジルー。ヴェンゲル政権以降、フランス色の強いクラブですから良しとしましょう
アリ)はじめまして、アリスです。隣のチェアマンの顔に中途半端な悪霊が取り憑いた写真ですね。
チェ)悪霊ではありません。この企画内でチェアマンは「おやじーの」なので素顔はさらせません。次回予定、正露丸を飲んだような硬めのコラムでは本名執筆ツラも出します。
アリ)アーセナル・コミュニティとアーセナル財団。その三十年強の歴史を七回に分けて紐解いてきたわけですが、一昨年ARSENAL HUBがオープンし、ハイバリーからの移転プロジェクトも、これにて完了となりました。
チェ)「その二 コミュニティ創立の歴史」で紹介したJVCセンターが前身です。オープン当初、毎週1,500人の地域住民に50時間のスポーツと教育セッションを提供するとコミットしています。人口芝のピッチはもちろん、教室、会議スペース、生涯学習センターも設けられ、私が訪問した際は年配の方が数名いたので、其処だけ撮影できませんでした。
アリ)前回紹介したギャップイヤーの若者達やエンプロイアビリティ・プログラムを受ける若者達も活用していますね。
チェ)エンプロイアビリティは最近日本でも良く耳にします。実践的職業能力と訳されます。
アリ)アーセナル・コミュニティは創立当初より、自治体からの職業訓練の場として期待され継続してきましたが、2013年以来現在のプログラムが定着しています。イズリントン、カムデン、ハックニー在住の16歳から24歳までの年齢層を対象に雇用訓練を施し雇用機会を与えられるよう、目指しています。期間は12週間/コースを設定していますね。
チェ)アーセン・ヴェンゲル監督が除幕式で all the best believe in education.とペンを走らせています。
all the bestはメールの末尾でよく「万事が旨くいきますように。」の意味で使いますが、believe in educationは教育を信じて?
アリ)inが後ろにつくと、●●の(能力や可能性)を信じる、●●の(成功)を信じるなど、よりポジティブで信じてるから”信頼してる”に格上げされます。
⇒クリックでアーセナル公式サイトにとびますからアカウントを作成してログインすれば何方でも動画をご覧になれます。
チェ)動画では見事なキックを披露していますね。ところで前回ピレス、キーオンのOBに現役のスコット、その六 信託と医療で取り上げたウィロー財団のボブ・ウィルソン、OGのフェイ・ホワイト、1996年からアーセナルのユース部門育成責任者のリアム・ブレイディ。若手を育てるアーセナルはこの人物の手腕が大きい。