ぷら~り 欧州蹴球場百景【136】スタディオン・ルジニキ / モスクワ 

機内移動のお楽しみは映画鑑賞。昨年制作され今年日本でも公開された「クリードⅡ」。
例によって涙を流しながら小さなスクリーンにかぶりついたが、正直1976年に公開された映画「ロッキー」とシルベスター・スタローンの人生を知らない若者たちが見て面白いのだろうかと、疑問符がつく作品の仕上がり。


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ドルフ・ラングレンやブリジット・ニールセンの姿を見て大喜びするのは「ロッキー4」を見た米ソ冷戦時代を知る爺と婆だけだがそれはそれで良い。それにしてもロシアからの帰国時、決戦の地ロシアに乗り込むスタローンとジョーダンの作品は出来過ぎ。


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12月24日のロシアのスポーツ紙面でも本田圭佑のフィテッセ電撃退団のニュースは写真入りで報じられた。恩師スルツキ―が先月辞任していたはいえ、やはり驚きを隠せない。


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新聞の上に2020と記されているのは最新版モスクワ・メトロカード。「銅像」の前でユウさんがトランプのように持っているのはスタンダードなデザイン。横のビールはロシア語表記のみで銘柄不明。銅像が馬の股間部なのは気になるが、今回キーワードのひとつなのでこの写真をチョイスした。

ユウさんは今回でお疲れ様&有難うございました。かねてから気にしていたのだが、三か月スパンでは撮影したモデルさんの衣装と季節にギャップが生じる。そこで9回=約二か月でモデルさんを交代することにした。


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昨年のFIFAワールドカップ·ロシア大会、ロストフでのベルギー代表戦。世界中のフットボールファンから西野ジャパンへの称賛が贈られた。有り難いことではあるが、それは大差での日本敗戦を予想、即ち格下扱いの証明にすぎない。
毎年開催されるワールドカップの予行演習、H&Aと中立地での1試合と違いこそあれ、日本人でUEFAチャンピオンズリーグ・ベスト16を突破したのは奥寺康彦氏を含めても過去に僅か6人しかいない。本田もCSKAモスクワに移籍直後、セヴィージャを下してのべスト8進出に貢献しているが、欧州のファンが日本代表を讃えたのも所詮判官贔屓でしかない。


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第136景は本田にとって懐かしの聖地ルジニキ。選手としてディディエ·デシャン現監督がトロフィーを高々と掲げて以来となるフランスの戴冠以上に、クロアチア代表の健闘が記憶に残った決勝の舞台。


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2019年最後の原稿は、クリスマス・イブに撮影したモスクワ市内の写真を散りばめながら、今年一年どころか半生、正確には30年前を振り返る。