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「女子サッカーを文化にする」ために、2017年に行動したこと

 実は筆者は普段の仕事で業務上、千葉県に送らないといけない商品があったりする。その送り状を書くたびに、「千葉県、あっ、千葉選手は今から練習かな?」と思い出し、残業時間突入の身に気合を入れ直したりもしている。

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 ただし、上記の記事内にも書かせていただいた通り、そんな代表クラスの千葉園子も普段はフルタイムで働いている。なでしこリーグ1部所属の選手でも、完全なプロ契約選手はリーグ全体で10人いるかどうか?の世界なので、2部所属では当たり前なのが相場。

 これが「現実なんだ」、と思う中、逆に3部相当のプレナス・チャレンジリーグEASTのノルディーア北海道所属FW星山彩香選手は、プロ契約を結んでいる。彼女と話していると、チーム唯一のプロ契約選手としてのプレッシャーの大きさも感じた。彼女自身はそれを乗り越えられるポテンシャルがある選手だが、チームスポーツであるサッカーという競技において、数人だけがプロ契約を結ぶこと自体は名誉なことだとは思う一方、果たしてそれがチームにとって最善の策なのかどうか?は女子サッカー界全体を見渡しても未だにわからない。

女子サッカー選手と仕事

 一般的に女子サッカーの選手たちはシーズン前の合宿や毎年恒例の『なでしこ交流戦IN千葉』の時期に普段働いている職場へは顔を出せないため、“有給休暇”を使ってプレシーズンの大会や合宿に参加している。「自分の時間が持てない」のは当たり前で、むしろサッカーをしている時間が一般人から見れば、「自分の時間じゃないのか?」が正論でもある。

 飲食店やサービス業で働く選手もいる。同じ職場の従業員は選手達が試合をしている土日の休みがない。それを快く思わない人もいるだろう。当然だ。また、「働き方改革」が叫ばれながら、有給休暇すら消化できない労働環境が無数に存在する。それが日本社会の現実だ。それらが分かっているから、選手たちは、「自分の時間がない」、とは決して言わない。

 だから、「女子サッカーを文化にする」ためには、日本のスポーツ界全体や、日本の社会全体に抗う必要があるのかもしれない。

 また、監督だけが有給(プロ契約)待遇であるクラブが多い。いくら優秀な監督であろうと、選手はサッカーだけをしているわけではない。フルタイムで働いている選手は基本的に毎日時間がない。一般人から見れば“激動の日々”に感じるような生活を毎日のように続けている。

 そんな監督と選手の生活環境が著しく違えば、サッカーへの意識やプレーへの要求に“温度差”が出て来て当然だ。だから、女子サッカーの監督は「指揮官」ではなく、「指導者」であるべきだと強く感じたし、取材するたびにその想いは強くなっていった。

 次回はそんな「指導者型監督」というテーマで記事を書きたいと思います。しばしお待ちくださいませ。

About the Author:

hirobrown
創設当初からのJリ−グファンで各種媒体に寄稿する副業サッカーライター。好きなクラブはアーセナル。宇佐美貴史やエジル、杉田亜未など絶滅危惧種となったファンタジスタを愛する。趣味の音楽は演奏も好きだが、CD500枚ほど所持するコレクターでもある。 サッカー歴:中学・高校時代にサッカー部に所属。 中学時は大阪市トレセンに選出される。 その後は競技者としてのサッカーから離れていたが、サッカー観戦は欠かさない 。

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