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補強焦るバルセロナ、クラブの伝統はどこへ

 サッカークラブの財政健全化を図るべく導入されたFFP制度によって、FIFAから処罰が下るバルサは、今冬、来夏の移籍市場への参加が認められないのではないかとされている。

そこで、しばらく補強できないバルサは今夏、多額の金を使い大胆に選手を買い漁っている。

 前線にはスアレスを獲得し、メッシ、ネイマールらと共に南米トリオを形成。フィットするか否かはさておき、欧州屈指の攻撃陣であることは間違いない。中盤にはラキティッチ。DF陣にはヴェルメーレン、マテュー、ドゥグラス。GKにはベテランブラボと若手シュテーゲン。他にも随時補強を画策しており、いずれもバルサのカンテラはおろか外国人選手ばかりだ。

 確かに今後処分が下ることを見越せば、この補強は必要であっただろうが、あまりにもバルサイズムに欠いているのではないか。今まで多くのメンバーをカンテラ出身の選手で構成し、バルサ独自のプレイスタイルを理解する者たちが、活躍してきたバルサ。その伝統はどこへ行ったのか。
なかでも30歳を超えるマテューの獲得に投じた金額が20000万ユーロ(27億ほど)と高額で、サポーターたちは疑問視している。

 昨季無冠で終わったバルサが、新監督エンリケの采配によって再びリーガで君臨することができるか。開幕では3−0と快勝したもののシーズンを通し、好調を維持、タイトルの獲得が成されなければ、熱狂的なバルサのサポーターたちは黙ってはいないだろう。