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クラマーを巡るポーカー。プレミアクラブも熱視線を送る逸材の行方は?

 先のブラジルワールドカップで一気に頭角を現し、今やレンタル先のボルシア・メンヘングラッドバッハでも不動のレギュラーとして君臨しているクリストフ・クラマー。

 彼のレンタル期間は今シーズンまでとなっており、レンタル元のバイヤー・レーバークーゼンはメンヘングラッドバッハの買取オプションの行使を認めないという意思を既に示しているが、彼の獲得にここに来てアーセン・ベンゲル率いるアーセナルも興味を示しているようだ。

 ここまでマンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、チェルシー、トットナムといったプレミアの強豪クラブの他、イタリア・セリエAのナポリやリーガの巨人、レアル・マドリーなどが関心を寄せていると言われているが、特にボランチに難を抱えているアーセナルとしては、喉から手が出るほど欲しい逸材であるのは確かだろう。

 一番可能性が高いのはバイヤー・レーバークーゼンへの帰還ではあるのだが、今年8月の時点でレーバークーゼンへの帰還を拒否する可能性も示唆しており、フェラーSDにとっては頭の痛い問題だろう。

 特に今は怪我人が多く壊滅状態ではあるものの、ドイツ代表のラース・ベンダーをはじめゴンサロ・カストロやライナルツ、ジモン・ロルフェスといった元ドイツ代表選手をボランチに多く抱えており、クラマーとしては面白い状態ではないだろう。

 彼を巡るポーカーは、いかに彼が望む契約を盛り付けることが出来るに係っているだろう。

 フットボール・ビジネスに巻き込まれることは人身売買されるのに等しい、と考えているクラマーのことである。

 自身の身の振り方はある程度決めているのではないだろうか?

 果たして、来シーズン、彼はどこのユニフォームを着ているのだろうか?