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J1リーグ第32節浦和レッズVSガンバ大阪 ~試合巧者による総力熱戦

 リンスは第12節以降のリーグ戦では先発出場ゼロ、佐藤は同3試合のみ。倉田もパトリックと宇佐美の個人技に頼ったリスク回避のサッカーが浸透した第23節以降の先発は2試合のみ。そうした環境下で3人で合計して公式戦24ゴール(倉田11、リンス7、佐藤6)を奪っています。ちなみに最強2トップは合計26ゴール(宇佐美15、パトリック11)。

 これだけの能力と結果を示し続けている3人がベンチにいるのは昨季J2にいたとはいえ、日本では完全にビッグクラブに括られるガンバ大阪。彼等が次の天皇杯準決勝・清水エスパルス戦で先発に抜擢されるのでしょうが、今更「仕上げはリンス」と掌を返すガンバサポーターを黙らせる活躍を期待したいと思います。
 この日は確かに長谷川監督の采配は当たりましたが、彼等3人は「誰が出ても同じサッカー」を提唱するわりには出場機会は与えられていません。それどころか未だ戦犯扱い。3人とも結果は残しながらも冷遇された立場で、共通しているのは低迷したリーグ前半戦で2トップに入った事と、その戦犯のように扱われている事。別に宇佐美&パトリックでなくとも結果は残せるし、だからこその天皇杯とナビスコカップでの躍進という証明があるにも関わらず・・・・。それでも信じ続けた3人がこんな重要な試合で3人ともが勝利へ導くという信じがたい感動的なゲームでした。

 それが結局のところ3冠に繋がるし、実際にそれを支えてきたわけですから。

 では、最後に”最後の個人採点”をお楽しみ下さい☆

<選手個人採点>

先発出場
選手 採点 一言
GK東口順昭 6.5 宇賀神のシュートを止めたビッグセーブやハイボールの強さが際立つ。ただ、この日もビッグセーブをして試合を締めた西川との対決では、フィード能力のレベル段階が違うので代表ではチャンスがないのはこの日も思い知らされたのでは?
DF米倉恒貴 6.5 阿部が中央のカヴァーに引っ張られる中で1人で守り切る!そして、何より87分のあのカウンター時にSBの選手が脚がもつれながらゴール前へ飛び込んだロングランは感動を呼ぶに相応しいモノだった。
DF丹羽大輝 6.0 ここまでのシーズンの彼からすればチュンソンに入れ替わられるなど不安定なプレーも多かったが、気持ちの強さでは岩下以上の気迫を見せる。
DF岩下敬輔 5.5 二アへのクロスの読みは鋭かったが、中央突破への対応ではほぼ起点を作られる。正直、ジョンヤの方が安定感はあると思う。怪しすぎるのはイケメンIT社長のような外見だけにしてもらいたいが、プレー内容まで胡散臭くなってきている。たぶん相当負傷を抱えているのではないか?
DFオ・ジェソク 6.5 平川など全く相手にせず、乗りに乗っている関根相手にも微動だにせず。次節は米倉が出場停止なので右サイドへの巡業。天皇杯はお休みかもしれないが、もはやセンターバックもこなしそうな安定感。短期間で日本語を完全マスターできる知性は地味ながら効果的なビルドアップでタイミングもアジャストできる部分でも発揮されている。
MF遠藤保仁 6.0 ゴール前まで入って行く場面や中盤での迫力あるタックルなどもあって要所を見極めた動きもあったが、決定的なプレーやセットプレーの精度は低かった。
MF今野泰幸 6.5 パスミスもあったが、肉弾戦のような局面で身体を張った守備で応戦。追加点のお膳立てはこの日の彼を象徴するプレーで今季リーグ初アシスト。
MF阿部浩之 7.0 バイタルエリアの攻略者は自陣のバイタルでもボランチの裏をケア。代表コンビの2人も彼の存在がなければ代表復帰はなかったのかもしれないのをこの日も証明した。それでいて枠を捉えるミドルシュートをアップダウン激しい中で魅せた。優勝したらMVPかも!?
MF大森晃太郎(74分まで出場) 7.0 カウンターの起点、サイド攻撃の旗手として存在感を見せる。公式戦3試合連続ゴールは途切れたが、フェイントのキレも良く、自信溢れるプレーでチームを牽引。それでいて森脇の攻撃参加に対応するなど大車輪の働きを見せた。
FW宇佐美貴史(71分まで出場) 5.0 決定的なパスを供給する事もあったが、何回ボールを奪われた事か。「パトリックはアシストしてやったんだから感謝して欲しい」とか言ってる場合じゃない。宇佐美なら全部自分で決めろ!悪いけど3冠獲れなかったなら宇佐美の責任。もちろん3冠の可能性の立役者も宇佐美だけれど、それぐらい自分で責任取れるプレーをして欲しいし、それが出来てないから代表にも呼ばれない。アギーレの選択は全く間違ってない。もうネイマールはUSAMIの名前を忘れたんじゃないか?ハメス・ロドリゲスがW杯でもリーガでもライヴァルになったんじゃない?Jリーグで手を抜いてプレーしてるようでは・・・。
FWパトリック(82分まで出場) 5.5 槙野の前に完封。イライラして4枚目の警告を受けなかっただけマシか?と言える程。それでも苦しい時間に1人で裏を狙ってチームを助けてはいた。