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地方クラブが代表を強くする!〜ブームで終わらせないために〜

 浦和レッズ、埼玉西武ライオンズ、FC東京、東京ヤクルトスワローズ・・・。サッカーと野球で全く関係の無いように思えるこれらのチームには、ある共通点がある。そう、チーム名と共に本拠地を構える地域名を加えている事だ。
当初はサッカーだけだったが、近年は野球界でも地域名を加える事が一般的となった。

何気なく思える地域名だが、今この地域名が日本に新たなスポーツ文化を植え付けようとしているのだ。

☆地方が作る独自の文化

 日本代表の試合は盛り上がるのに、Jリーグは盛り上がらない。確かにこの論調は合っている。試合の数日前には必ずチケットが完売する代表戦に対し、Jリーグは週末でも平均的に1万〜2万人程度しか集客できない。当然これはホームとアウェイの関係があるため、日本人全員で応援する代表戦を比較対象にするのはおかしいかもしれない。
しかし、テレビの視聴率も代表戦は桁違いで、確実に週間No1視聴率を争ってくる。やはり代表とJリーグの間には大きな人気格差が存在するのだ。理由はサッカーの質が違う、日本代表が世界の強豪を相手に戦うのが面白い、イケメンが多数いる・・・。人それぞれだろう。

 これは野球にも言える事だ。野球は日本代表として集まる機会が少ないため、代表戦と日本国内のプロ野球では後者の方が人気が高いだろう。しかし、巨人と阪神が市場を独占する形となっており、日本でもファンはこの2つのチームに分散している感がある。
周りのチームは彼らの人気に押され、もはやホーム&アウェイが関係ないほどだ。新聞やワイドニュースでも巨人と阪神は大きく取り扱われ、直接対決はテレビ中継される事も多い。

 こうした流れに、今地域クラブが楔を打ち込もうとしている。サッカー界では初のJ1参戦となった松本山雅をはじめ、驚異的な運動量でJ1にサプライズをもたらしている湘南ベルマーレなど、地方の応援に対する熱が異様な盛り上がりを見せているのだ。

 野球界では「カープ女子」という言葉が出来るほどに広島カープファンが増え、地方クラブの活性化に一役買っている。彼らの心には「自分の生まれ育った場所、あるいは住んでいる場所だから応援する!」といったローカルな熱意がある。
こうした現象は日本のスポーツ界では珍しい事であり、今までの日本人ならば巨人のように強いところにファン層が集中するのが当たり前だった。例えば大阪にあるガンバ大阪とセレッソ大阪、この2クラブは毎年のようにファンが入れ替わる。
生まれた頃より熱心にガンバ大阪あるいはセレッソ大阪を応援するサポーターもいるが、中には「セレッソはJ2に落ちたから見に行くのはやめる。これからはガンバを見に行く」といったように、強い方に引き寄せられる人々が多数存在するのだ。
しかし、最近は弱くても地元のクラブを応援する人々が増えた。それは多数の地方人が入り乱れる大阪や東京のような大都会ではなく、地方で見られる現象だ。

 このようなローカル的な風土は日本では珍しい事かもしれないが、世界的に見れば当たり前の事でもある。イングランドやドイツも、とにかく故郷を思う心が強い。仮に自分たちの応援するクラブが2部や3部に所属していたとしても、彼らが週末に魅せるプレーに元気をもらい、新たな一週間を迎えるライフスタイルが確立されているのだ。
そしていつの日か1部に上がり、マンチェスター・ユナイテッドら強豪と渡り合う日を夢に見る。その日のために応援を続け、自身と共にクラブが成長していく姿を楽しむという愛があるのだ。
その愛は独自の応援スタイルを作り、スタジアムごとに様々な色が出来上がっていく。その色が徐々に文化となり、文化がスポーツを強くしていくのである。例に出すのは変かもしれないが、阪神ファンが優勝時に見せる道頓堀へのダイビングも独自の色なのだ。

By | 2017-04-21T21:52:00+00:00 4月 13th, 2015|Categories: コラム, その他コラム, 日本代表コラム|Tags: |0 Comments

About the Author:

大阪府在住 / 20代 / 趣味:サッカー観戦、カラオケ / サッカー歴:中学2年よりサッカーを始める。人生初の試合が0-12、チームとしてのシュート数0と歴史的な大敗となり、カルチャーショックを受ける。それ以降なぜ0-12で負けたのかを研究するようになり、気付けばサッカーオタクとなっていた。

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