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セリエA 第12節 ミラノダービーからイタリア再生の道を探れ

ミラノ勢の勢力低下がイタリアサッカーの国際的地位低下を象徴する現象として語られることが多い。
明確な根拠はないがミランにしてもインテルにしても
ヨーロッパで活躍したり、昨季のミランが戦術的にインパクトを与えたこともあったことを考えると
かつての栄光を懐かしむ気持ちになることに同情を感じてしまう。

しかしより心配なことはカルチョボリ以降、イタリア人ジャーナリストの何人かは
イタリアサッカーに対して自信喪失、あるいは不信感を募らせている点だ。
先日のユベントスとローマの対戦で不可解な判定があったことや
ローマのトッティが試合後いろいろユベントスに対して、イタリアサッカー界に対する影響力の疑惑を述べていたが、
審判のミスや試合の当事者が抗議をすること事態はいいこととはいえないけれど
よくあることであることで話半分であってもいいと思うが、
それよりも問題なのはその時の主審がカルチョボリの時に疑惑を持たれたこともあって
暫くの間セリエAの笛を吹くことを禁止したという協会の決定の方がより深刻である。
この事自体、協会がまだカルチョボリを引きずっていること、
さらにサッカー関係者やファンを納得させるために
このような処分を行うことは、いまだあの時の傷が癒えていない証拠であり、
それだけ根深い問題であることが何よりもサッカーが国技であると言うイタリア人にとって不幸である。
この事の本質はイタリアサッカーの自浄作用に対しての不信感が根底にあり、
それが観客動員の低下、育成部門への影響、イタリア人選手の海外流失など
様々な問題を起こしている。

さてミラノダービー、いくつか話題があった。
最大の出来事はインテルの監督交代。
しかも後任はマンチーニである。かつてのインテルの貢献者であり。
一方のミランのレジェンドのインザーギ。
イタリア人というよりミラノ人は盛り上がるのではないか。
事実たくさんの観客が入った。