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レアルVSシャルケ ~みっともない第2戦

「みっともない」ロナウドがベンゼマに放った一言が全てを象徴していた。欧州CLベスト16レアル・マドリーVSシャルケの第2戦。第1戦をアウェイで2-0と完勝を収めたレアルは、ホームで迎える第2戦を盤石の戦いで切り抜けると思われた。
ところが、試合はまさかの打ち合いとなり、4-3でシャルケが勝利。

2試合合計5-4とレアルがわずかに上回ってベスト8入りを決めたものの、ベルナベウには異様な空気が広がった。突然追い詰められた王者に何があったのか。データなどを基に「みっともない」原因を探る。

☆全てを示すフクスの2プレー

序盤、明らかにレアルの選手たちの動きは重かった。得点を奪うために前へ出てくるシャルケに対し、プレスが追い付かない。守備時に形成する4-4のブロックは連動性を欠き、たびたび相手選手との1対1の場面を作り出してしまった。では、いつもと何が違っていたのか。
1つは、普段よりもDFラインが低かった事だ。これは2点のリードを有効利用すべく、シャルケに攻め込ませてカウンターを狙う策でもあったはずだ。シャルケもレアルのカウンターを脅威に感じていたはずだが、ビハインドを跳ね除けるために恐怖心を捨てざるをえない一戦だったのだ。
そして前半14分、この試合を象徴するシーンがあった。シャルケのヘーガーが上げたクロスに誰も触れず、逆サイドのフクスに渡る。フクスは完全なフリーで、惜しいシュートを放った。

この場面での何よりの問題は、PA内の枚数だ。レアルはCBのヴァランがサイドの対応に出されていたため、中にはペペと右SBのアルベロアしかいなかった。一方のシャルケはフンテラールとチュポの2トップに加え、左ウイングバックのフクスがPAまで攻撃参加していた。
PAの中で2対3の状況が出来上がった事により、レアルは相手の単純なクロスにも対応することが出来なかった。そしてこの何気ないプレーは悪夢への始まりだった。

前半20分、同じように右サイドから上げられたクロスが逆サイドまで流れる。そこに待っていたのは先ほどと同じフクスだった。今度はしっかりと狙いを定め、カシージャスの手を弾いてゴールネットが揺れた。まさかの先制劇にスタジアムは静まり返った。
フクスがフリーの状況から放った2度のシュート(うち1つはゴール)は、決して偶然では無い。シャルケの狙いがピタリとハマり、レアルは修正することが出来なかったのだ。フクスが前半14分に放ったシュートも、先制点となった20分のシュートも、原因は1つだ。
レアルの右サイドであるベイルがフクスに付いていかなかったからだ。

第1戦では両ウイングバックの攻撃を自重していたシャルケも、この日はフクスとバルネッタの両名が積極的に攻撃参加していた。守備時に4-4に変化するレアルは、バルネッタにはイスコ、フクスにはベイルが付かなければならない。しかしベイルは最後までフクスを追わず、最終的にフリーとしてしまった。
先制されてからはフクスのマークに付くようになったが、このシーンは実に興味深いものだった。もともとベイルは守備に精力的に動くタイプの選手では無い。それはアンチェロッティも分かっており、普段は相手にサイドチェンジされる前に潰してしまうのだ。
しかしこの日のレアルは相手に何度もサイドチェンジを許している。そのためフクスがフリーとなり、彼を抑えるためにベイルがポジションを下げざるをえない状況となってしまったのだ。

なぜこうなったのか。これはデータだけでは証明できない心理的な側面も影響している。レアルはCL連覇という途方もない夢に挑戦する資格を有するチームなのだろうか。

About the Author:

大阪府在住 / 20代 / 趣味:サッカー観戦、カラオケ / サッカー歴:中学2年よりサッカーを始める。人生初の試合が0-12、チームとしてのシュート数0と歴史的な大敗となり、カルチャーショックを受ける。それ以降なぜ0-12で負けたのかを研究するようになり、気付けばサッカーオタクとなっていた。

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