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イラク戦の疑問符

久しぶりの更新です。少し話題は古いですが、どうしても私にとっては疑問を抱いてならなかったことを書きたいと思う。

先日行われたイラク戦について皆様はどのような感想を抱いただろうか?

なぜ引き分けたのか?
吉田の対応は正しかったか?
川島の対応は正しかったか?
交代のタイミングは正しかったか?
リスクマネジメントは出来ていたのか?

様々な意見が飛び交っている中で私が1番に感じた疑問はスターティングメンバーの配置である。

日本のフォーメーションは4-2-3-1、長らく日本が採用してきた形を使った。
スターティングメンバーの顔ぶれについては意図を感じた。井手口、遠藤のダブルボランチは守備の意識、特に相手の中盤に自由を与えないという意思を感じることはできた。問題はその一つ前のポジションの3の部分だ。

左サイドに久保、中央に原口、右サイドに本田という布陣である。
なぜ右サイド、左サイドで結果を残した久保と原口をそれぞれのポジションで配置しなかったのか?
本職の本田を中央で起用しなかったのか?

この点についてはどんな言い訳があろうと納得ができない。

たしかに原口のチェイシングは目を見張るものがあったが、効果的なチェイシングだと感じたところは少ない。原口を中央に据えてチェイシングの意識を計っていたのであればダブルボランチの一角はゲームメイクをできる選手を据えるべきであった。もちろん、選手選考の段階でゲームメイクをできるボランチを連れて行かなかった選考の問題もあるが、それならばこそ、本田という存在をトップ下に据えるべきであった。

この布陣にすることで久保、原口、本田の力は半減した。チーム内のコンセプトも見いだせないままに90分が終わった印象だ。

ただ、悲観ばかりしているのはもったいない。残り2試合オーストラリア、サウジアラビア戦が残っている。正直、かなり過酷な戦いになることは間違いない。

次戦のオーストラリア戦、勝ちに行くことでよりアグレッシブな戦いができることだろう。次戦でのW杯出場を決めることを願うばかりだ。