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2022年カタールW杯問題を説く!

☆世界のどこでも出来るスポーツに

ただ、猛暑でのサッカーが過酷な事は2014ブラジルW杯で嫌というほど味わっている。ボールを扱うというより、最後まで走りぬいたチームが勝つといったサッカーの根源が変わってしまうような試合もあった。
4年に1度というスパンを考えても、気候などに左右されない完璧な大会を目指す必要がある。今更言っても何の解決にもならないが、ザックJAPANも猛暑でなければ決勝トーナメントまで進む力は持っていたと思っている。やはり気候で4年間の集大成が終わってしまうのは避けねばならない。

しかしW杯の冬開催は異例で、それこそ本場である欧州各国とあらゆる問題を解決しなければならない。W杯と並ぶビックイベントのチャンピオンズリーグを適当に扱う訳にもいかず、かといって選手にこれ以上の負担はかけられない。
FIFAは12月18日までにW杯の決勝戦を終えるため、年末にかけてのチャンピオンズリーグや国内リーグには代表選手を戻す事が可能と考えているようだが、それでは選手に負担がかかりすぎる。冬開催でカタールの猛暑は回避したとしても、今度は疲労によるパフォーマンス低下が待っている。
どちらにしろ世界を驚かせるパーフェクトゲームは見せられず、今回のブラジルW杯と似たような展開に終わる可能性もある。

だからといって、中東開催を気候の理由で諦める事も出来ない。それは先に挙げたボリビアでのホームゲーム開催と同じ理論となり、中東の気候ではサッカーをするなと言われているようなものだ。これは一種の差別に当たるかもしれない。
賄賂疑惑、猛暑を避ける冬開催、欧州主要リーグとW杯の両立・・・。抱える問題は大きいが、世界のどこでもプレーできるスポーツとなるべく、サッカーファンは2022年へのトライを見守るべきではなかろうか。