テキストテキストテキスト

テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト

紀行文:ドルトレヒトの新星が五輪代表の救世主となるポテンシャリティ 第四話/全六話)

開戦 ドルトレヒト対デンボス

 欧州各都市を流浪し観戦を繰り返すと、頑なまでに自国のスタイルに拘るオランダの現在が浮き彫りになる。

 ジュピラーリーグ第12節 FCドルトレヒトは、ホームスGNバウスタディオンにデン・ボスを迎えた。互いに定番4-3-3のフォーメーション。右サイドバック(SB)に入ったの対面は、今季ディナモ・ドレスデンから加入したゼアルデルースト。

30)

 17分自軍右サイドで際がマークにつく。中央に出されたパスをゴールに押し込んだのはデンボスの左ハーフだった。試合後のコメントでは「アレは(自分には)どうしようもないです」と表情すら変えない。これはオランダのサッカーが(状況でゾーンを併用するとしても)基本マンマークで守ること。そして4-3-3のシステムに関係している。

33)

 三人のフォワード(FW)を四人でみる。オランダにおいてサイドバックのプライオリティは相手のウイングにドルブルで抜かれないこと。ここで負けてしまうとセンターバック(CB)の一枚が対応で剥がされ、残るCBと相手スピッツ一対一の状況となるため、それだけは避けねばならない。

44)

 そこでこのデンボスのように二列目からの飛び出しが有効になるのだが奪われた先取点の責任は、マーカーのミッドフィルダーとCBにある。この日実は頭を負傷していながらは、ロングボールをその頭で跳ね返すなど、体格で上回る相手に守備で奮闘した。

50

オランダのDFらしい”ベルギートリオ”

 サイドバックにセンターバックと同じ役割とスキルが求められるのもオランダの特徴だろう。かつて(2007~11年)アヤックスでプレーしたトーマス・ヴェルマーレン、ヤン・フェルトンゲン、トビ―・アルデルヴェイルトのベルギー代表トリオは三人ともクラブチームではセンター、代表ではサイドを兼任していた。吉田麻也がサイドで起用されても監督がロナルド・クーマンなのだから驚きはない。

About the Author:

Yoshitaka Yokozawa
1964年生 / 東京都在住 NPO・NGOの経験を活かしてサッカルチャー・チャアマンをしてます。 本業は国際交流コンサルタント。文化催事の企画運営や講演など欧州と国内をころげまわってます。 サッカルチャーコラム連載では欧州蹴球文化探訪(全41回) 同ベルギーの光と闇(全27回)※最終話そのうちUPします。 長靴の国で観た異邦人たち(全21話) サッカルチャー・ホームタウン秘書室(2017年~ 同 日本人が知らないアーセナル 全8回含)他。 サッカルチャーやっててよかったのはバルセロナで故ヨハン・クライフに逢えたこと。世界各国の”秘書たち”とビールを飲むのもささやかな楽しみ。

Leave A Comment