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ぷら~り 欧州蹴球場百景【22】ヴォーダフォン・アリーナ /  イスタンブール

激しい潮流に阻まれた両大陸を互いに超えて、繰り返された衝突がいつしか独自の景観と文化を築いたイスタンブール。欧州とアジアの境界線と称されるボスポラス海峡に大きな二本の橋が架かり、地下にもトンネルが開通している。
新市街の北東郊外ベシクタシュ地区。海峡沿いの埋め立て地に造営されたドルマバフチェ宮殿も、欧風の外観から一歩中に足を踏み入れると、イスラムの世界に包まれ、現在は迎賓館と博物館に活用されていた。


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成美さんが開いている昨年の地元紙「SABAH」には週末ベシクタシュとフェネルバフチェのダービーに関する記事。本拠地は黒鷲の巣窟と敵サポーターが恐れたイニョニュ・スタジアム。
しかしスタンド最上段から眺める宮殿と海峡の風景は、欧州・・・いや世界でも屈指の美しさ。
このスタジアムからの景観も含め、稲本潤一やさおりん、長友祐都までが移籍したガラタサライ、ジーコが指揮したフェネルバフチェよりもベシュクタシュに肩入れしている。


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2013年に取り壊されたイニョニュは変わり新たな歴史を刻むヴォ―ダフォン・アリーナが第二十二景。但し完成した2016年の12月には試合終了後にスタジアムの外で自動車爆弾が爆発。ほぼ同時にマチカ公園で男が自爆するあたり、この国らしくキナ臭さが充満しつつある。


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この十年間を振り返ると一年だけ渡欧していない年がある。2011年・・・3月に宮城県で撮影したのがこの写真。11日当日は小学校まで息子を迎えに行き、嫁(当時)の実家に預けて浦安から千葉市駅前まで、今度は元嫁を迎えに車を運転した。
約5時間かけて到着。帰りは疲れて途中ファミレスで休憩し朝方生還。「こんだけ時間かければ成田から欧州の何処でも着くね」と苦笑した。同年10月トルコ東部でも大地震が起きているが、イスタンブールが大きな被害を受けたのは1999年のイズミット地震。海土の地面に建物を築いた都市の脆さと危うさを露呈した。


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イニョニュ時代から、黒白縦縞のウェアでピッチを駆け抜けたポルトガル人フットボーラーの印象が強い。現在も活躍するリカルド・クアレスマが2010年に加入すると、翌年にはマヌエル・フェルナンデス、 ウーゴ・アルメイダ、シモン・サブローザが続く。シモンは1シーズンでチームを去ったが、ウーゴとフェルナンデスは、2014年までイスタンブールに留まりサポーターの支持を得た。クアレスマは先日のバイエルン戦にもスタメンフル出場。名門を渡り歩いた34歳のベテランは健在。


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今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージを首位で突破、決勝ラウンド進出はクラブ史上初の快挙。これまで欧州の舞台の実績ではライバル2クラブ(ガラタサライ、フェネルバフチェ)に比べ著しく劣っているだけに黒鷲たちの鼻息は荒い。レアルから獲得したペペの功績も大きく、言うまでもなくポルトガル代表。

2017年7月25日 アテネ五輪スタジアムでのCL予選は三回戦に突入。AEKアテネの相手は、かつて本田圭祐が所属したことで日本国内での知名度を一気に高めたCSKAモスクワ。前半終了間際、アラン・ジャゴエフのゴールでCSKAが先制。後半10分にスウェーデン代表ポントゥス・ヴェアンブロームのゴールで突き放す。

ここでスペイン人監督が動く。ヒメネスは4-1-2-3のワンボランチを下げ、前線の枚数を増やした。ピッチに投入された背番号9は元ポルトガル代表、ウーゴ・アルメイダだった。しかしこの采配は奏功せず、敗退したアテネはヨーロッパリーグ(EL)へと舞台を移す。同週、デンマークのブレンビーを破ったクロアチアのハイデュク・スプリトは4回戦でエヴァ―トンに敗退。

季節は夏から冬へと変わり、トルコ代表FWシェンク・トスンをエヴァートンへと売却したベシクタシュが、代役として白羽の矢を立てたのがヴァグネル・ラヴ。CSKA時代には本田と共にプレーしていた元ブラジル代表は、バイエルン戦でもゴールを決め一矢を報いた。

By | 2018-03-18T11:53:33+00:00 3月 16th, 2018|Categories: Soccerlture League, コラム, 未分類|0 Comments

About the Author:

Yoshitaka Yokozawa
1964年生 / 東京都在住 NPO・NGOの経験を活かしてサッカルチャー・チャアマンをしてます。 本業は国際交流コンサルタント。文化催事の企画運営や講演など欧州と国内をころげまわってます。 サッカルチャーコラム連載では欧州蹴球文化探訪(全41回) 同ベルギーの光と闇(全27回)※最終話そのうちUPします。 長靴の国で観た異邦人たち(全21話) サッカルチャー・ホームタウン秘書室(2017年~ 同 日本人が知らないアーセナル 全8回含)他。 サッカルチャーやっててよかったのはバルセロナで故ヨハン・クライフに逢えたこと。世界各国の”秘書たち”とビールを飲むのもささやかな楽しみ。

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