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ぷら~り 欧州蹴球場百景【24】クリスタル・アレナ / ヘンク

キャッチ画像、成美さんが手にしているサタンレッドの小瓶。ブリュッセル北西部のメルシュテム。この街で1887年創業したのがブリュワリー・ド・ブロック。銘柄はカスター、デンデルモンデ、そしてこのサタンと、いずれもアルコール度数は高めの8%。オレンジビールを加えたストロングエールの悪魔ラベルは黒、金、赤の三種類。味も当然異なるが、日本の売り場で目にするのは圧倒的に赤い悪魔。

フットボール・ベルギー代表の1906年のオランダ戦の勝利以来悪魔と称される。ユニフォームの基調色に赤を用いるクラブチームは多い。オランダのエール・ディビジに至っては三強とAZ、トゥヴェンテ、他色のクラブが皿を掲げるのを見たことがないし、プレミアもマンチェスターユナイテッドとリヴァプール、またアーセナルやサウサプトンやストークと、赤白組み合わせが目立つ。


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それに比べて代表チーム。赤いユニフォームがFIFAワールドカップを獲得したのは2010年のスペインが初めて。92年欧州覇者デンマークやオーストリア、スイス、ポーランド、南米ならばチリ、パラグアイと、赤は中堅国のカラーだった。

黙示録の世界で赤い竜はサタンの化身。悪魔はやはり赤がしっくりくる。


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第二十四景はRKCヘンクの本拠地 クリスタルパレス。

ベルギー一部リーグの冠スポンサージュピラー社がベルギー国内ビールシェアNo1。シェア2番手は、ヘンクのあるリンブルグ州のビールメーカー、アルケン・マース。1928年ベルギー初のピルスナーを醸造し、現在はアルケン市以外にも、Opwijk、Kobbegem二に工場を構える。ラインナップは、クリスタル、アフリゲム、モールスビット。

2008年にはUEFAチャンピオンズリーグ冠でおなじみハイネケン(オランダ)グループに吸収されたことで、本社は東側国境に近いメッヘレン市へ移転した。2007年6月1日よりスタジアムのスポンサーになると場内で販売されるビールもジュピラーからアルコール5%のピルスナー、クリスタルに。
2014年FIFAワールドカップ・ブラジル大会を控えた公開練習を見学した。四チームに分かれてゲーム形式は迫力満点。


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漫画家永井豪氏画業50周年を記念し様々な企画が予定されている2018年。《DEVILMAN crybaby》もそのひとつ。サタンと聞いて氏の代表作『デビルマン』に登場する飛鳥了を頭に浮かべるクリエイターも多いはず。

筆者も少年時代、衝撃を受けた古典的名著。それに比べ「パンツをはいた悪魔」と揶揄されるTVアニメだが、実は個人的に高く評価している。ちなみに成美さんのtwitterアイコン写真はパンツを頭に被っている。

四十年前、子供向けの特撮やアニメでは、地球・世界平和を守る為、ヒーローが悪と戦う設定に違和感を抱く少年だった。国連やEUの組織から要請されたわけでもない主人公が無償で“正義感”のみをモチベーションに孤独な闘いを続けるのは、不自然、現実的でないと今でも感じる。フィクションなのだから現実的でなくて当然なのだが「こんなの建て前だ」と斜に構えていたのだから可愛くない。


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しかしこのアニメ版デビルマンは、人類滅亡を企む悪魔の先鋒が女子高生に「恋」をして彼女と彼女の大切な人や周囲を守るため、極めて利己的な動機でデーモンと闘う。活字にするとコミカルで少々ロマンティックだが動機としては、寧ろ説得力があり、幼獣ゲルゲと不動明の会話も笑える。

「ニューヨークやパリで人類がデーモンに惨殺されたところで関係ないし興味もねえ!」・・・・そんな『本音』が垣間見えるキャラにリアリティを感じていたのだ。原作は10時15分世界の各都市の空がデーモンに覆われ、ソビエト連邦首相が寄生されるグローバルな展開なので対比も興趣深い。


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By | 2018-03-24T11:04:00+00:00 3月 24th, 2018|Categories: Soccerlture League, コラム, 未分類|0 Comments

About the Author:

Yoshitaka Yokozawa
1964年生 / 東京都在住 NPO・NGOの経験を活かしてサッカルチャー・チャアマンをしてます。 本業は国際交流コンサルタント。文化催事の企画運営や講演など欧州と国内をころげまわってます。 サッカルチャーコラム連載では欧州蹴球文化探訪(全41回) 同ベルギーの光と闇(全27回)※最終話そのうちUPします。 長靴の国で観た異邦人たち(全21話) サッカルチャー・ホームタウン秘書室(2017年~ 同 日本人が知らないアーセナル 全8回含)他。 サッカルチャーやっててよかったのはバルセロナで故ヨハン・クライフに逢えたこと。世界各国の”秘書たち”とビールを飲むのもささやかな楽しみ。

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