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ぷら~り 欧州蹴球場百景【10】メルセデス・ベンツ・アレーナ/シュトゥットガルト

 戦後ドイツの経済の発展、工業部門の成長を牽引してきた自動車産業。バイエルン・ミュンヘンのアウディ、ヴォルフスブルグのフォルクスワーゲンなど有名メーカーがクラブチームを支援している。そしてシュツットガルトといえば高級車の代名詞メルツェデス・ベンツ。

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 バーデン=ヴュルテンベルク州の州都は、この国の南西地域で経済・文化・観光の拠点を担う。市内には、博物館や劇場などの文化施設や救援など歴史的建造物が点在する。お薦めは自動車系博物館とワイン醸造館。南部に位置するこの周辺はドイツでも唯一赤ブドウ栽培が可能な地域。ビールに飽きたら「ヴュルテンベルガーワイン」を味わうべし。

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 オーバーリーガ(5部)バーデン=ヴュルテンベルクのSGVフライブルク。メルツェス・ベンツ・アリーナのスタンドで「写真撮って」と声かけてきたのはユース世代の面々。未来のブンデスリーガーとの交流となるのかどうか。

第十景は2011年の岡崎慎司在籍以降、酒井高徳、浅野琢磨と日本人選手の活躍を一目見ようと邦人観光客が訪れたであろうシュツットガルトのメルツェス・ベンツ・アリーナ。しかし2012年1月29日ブンデス第19節のアジア対決(AFC圏内対決)に関心を持たれた方がいるとは思えない。

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 5万3700人の大観衆。1点ビハインドのホームチームは、後半から中盤の底クズマノビッチを下げ岡崎を投入。このシステム変更も奏功せず、残り10分2ゴールを奪われ万事休す。ここで余裕のボルシアMGは終了間際に若手豪州人プレーヤーを送り出した。

マシュー・レッキー。1991年メルボルンに生まれ。

翌シーズンは2部のフランクフルトへ、ワールドカップ・ブラジル大会、ベイラ・リオスタジアムでの銅メダリスト、オランダとの壮絶な撃ち合いで、その才能が世界へと発信された。ドリブルで翻弄されるダレー・ブリント。印象に残ったのは前半ロスタイム。ゴール前キーパーと一対一のシーン。スルーパスに反応したレッキーがブリントの胸を押してファールを取られたが、この強引さが日本人FWに足りないところでは?

レッキーからの美しい放物線を描いたロングフィードを豪快にダイレクトで叩きこんだケーヒルのスーパーボレーは今大会屈指のゴールと記憶に残る。
「すっごい奴でてきたな!オーストラリア」

14-15シーズンはインゴルシュタットへ移籍。リーグ戦34試合中32試合に出場7ゴール7アシストで一部昇格に貢献。中断期間に開催された地元開催のアジアカップでは母国を栄冠に導いた。

2015-16シーズン開幕戦。アウェーでマインツを破る開幕白星。3節アウグスブルグ戦は、63分レッキーのゴールが決勝点。8節ホーム初勝利はフランクフルト戦。ちなみに長谷部誠は57分に交代している。8節終了時点で4勝2敗2分。好成績で8位を確保。昇格チームの健闘を誰が予想しただろうか。

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 2015年10月18日メルツェデス・ベンツアリーナ
10月半ばを過ぎると日照時間も減り、セーフティー・スチュワードのおねえさんも既に冬の装い。ファー付きのダウンジャケットに首回りにはニットのスヌードと防寒準備万端である。スヌードを巻いたゆったりコーデは可愛らしさ2倍増しと感じるのは筆者がオジサンだからかもしれない。

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 日本人不在のシュツットガルトは15位に低迷していた。プレス控室にもピッチサイドにも日本人の姿は見当たらない。そんな試合で注目の選手を一人あげろといわれれば豪州代表マシュー・レッキーしかいない。ここはオージーにとって忘れられない特別な場所なのだから。

By | 2018-01-09T15:16:32+00:00 1月 9th, 2018|Categories: Soccerlture League, コラム, その他コラム, ひゃくぷら|0 Comments

About the Author:

Yoshitaka Yokozawa
1964年生 / 東京都在住 NPO・NGOの経験を活かしてサッカルチャー・チャアマンをしてます。 本業は国際交流コンサルタント。文化催事の企画運営や講演など欧州と国内をころげまわってます。 サッカルチャーコラム連載では欧州蹴球文化探訪(全41回) 同ベルギーの光と闇(全27回)※最終話そのうちUPします。 長靴の国で観た異邦人たち(全21話) サッカルチャー・ホームタウン秘書室(2017年~ 同 日本人が知らないアーセナル 全8回含)他。 サッカルチャーやっててよかったのはバルセロナで故ヨハン・クライフに逢えたこと。世界各国の”秘書たち”とビールを飲むのもささやかな楽しみ。

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