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なでしこリーグ2部最終節を前に、想うこと

 筆者は今季もなでしこリーグ2部の試合を多く取材させていただいた。

 1部ではなく、2部を追う楽しみは、昇格争いだけでなく、残留争いがあり、それ以上にチーム力に大差がないことで拮抗したリーグとなることだ。

 そうなると結果重視どころか、それオンリーの試合が多くなる。男子のイングランドサッカーの下部リーグなどは、全チームが同じような<4-4-2>システムによるキック&ラッシュのサッカーをするだけの状況が現在も続いているし、ドイツやフランスなどもそうで、「守備の国」イタリアでは、相手が攻めて来なくても両チームが守り合っているような試合があるほどだ。

 これは筆者の勝手な推測だが、男子のJリーグも含めて、「1部より2部の方がその国のサッカーの本当の色が出やすい」という気がする。

 日本のなでしこリーグ2部の現場では、3部相当のチャレンジリーグ時代からパスサッカーを貫き、初昇格した2部でも苦しみながらスタイルを継続するバニーズのような志の高いチームがある。

 もちろん、そのパスサッカーを志向しながら2部降格を味わい、今季からアグレッシヴなプレッシングサッカーとのミックスに成功して2部優勝を果たした伊賀。国際経験も豊富な大滝の個人能力を活かすシーガルズのようなチームもある。

 そして、守備重視のチームからの転換に成功し、自陣では組織的なポゼッションサッカーをしながら、相手陣内でアタッカーの個の能力を活かすハリマのようなチームもある。

 昇格だけでなく降格もあるリーグで、男子以上に降格はチーム解散や選手個々の引退にもつながる女子サッカーの現場。そういう結果だけが求められる環境でありながら、そこには特徴のあるサッカーをするチームが増えて来た。1部ではなく、2部にこういうチームが出て来たことは、女子サッカーの競技力の底上げを感じさせる。

 最終節を同時刻キックオフで迎える10月28日。

 今季も多くの試合を取材させていただいた者として、関わっていただいた選手や監督、スタッフ、そして現地で知り合ったファン・サポーターの皆さんに感謝と御挨拶を述べるため、今日も取材させていただきます。

 本日もよろしくお願いします!

なでしこ2部最終節、対戦カード!

10/28 (日)13:00K.O. S世田谷vsニッパツ@味スタ西
10/28 (日)13:00K.O.静産磐田vs伊賀@ゆめりあ
10/28 (日)13:00K.O.バニーズvsちふれ@西京極
10/28 (日)13:00K.O.ハリマvsオルカ@ウインク
10/28 (日)13:00K.O.湯郷ベルvs愛媛L@美作

About the Author:

hirobrown
創設当初からのJリ−グファンで各種媒体に寄稿する副業サッカーライター。好きなクラブはアーセナル。宇佐美貴史やエジル、杉田亜未など絶滅危惧種となったファンタジスタを愛する。趣味の音楽は演奏も好きだが、CD500枚ほど所持するコレクターでもある。 サッカー歴:中学・高校時代にサッカー部に所属。 中学時は大阪市トレセンに選出される。 その後は競技者としてのサッカーから離れていたが、サッカー観戦は欠かさない 。

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