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欧州蹴球文化探訪 第二十二の巻 ルイス・スアレスの凄さ

今春発刊されたスアレスの自伝。彼の憎めないキャラクターにあらためて脱帽。
FIFAの出場停止処分も裁判沙汰にして、古美門法律事務所に任せれば勝訴できるぞ!自称ルイス・スアレス評論家、読者ではなく筆者待望の第二十二巻。

三枚の写真

 第九の巻のタイトル6ー1のスコアと二十二年の歳月。この二十ニという数字にコノテーションを感じるのは、伊勢正三の[22才の別れ]に代表される名曲名作が多く、4年生の大学を卒業し社会へと旅立つ節目となるからか。

 このコラムは、一週間程度を目安にフットボールシーンに限らず世の中の動向を気にかけながら、PC内のファイルをひっくり返して3枚の写真を選び1時間程度で怒涛の書き殴り、少々の誤字脱字は見なかったことにする。最後にテキストの補足に欠かせない4枚目の写真画像を拾い出して終了。キーボードを叩くより、この“3枚の写真”のセレクトがキーポイント。

 松本隆作詞の[三枚の写真]という楽曲が三木聖子歌唱でリリースされたのが1977年。
 後に石川ひとみのカバーも。歌詞もメロディも唯々せつなかった記憶だけが残る。松本隆作詞の真骨頂ともいえるのが環境の変化に伴い移り変わる恋愛感情の描写。[木綿のハンカチーフ]に代表される地理的環境の変化に対して、時間軸による環境変化の代表作が“三枚の写真”
 18歳と16歳の男女は高校時代夏を謳歌、男性が19の秋に高校を卒業すると関係にも翳りがさし、大学を卒業して街を去る22才の春、紡ぎ重ねた時間にピリオドがうたれる。焼酎でもあおりながら、聞いた日には終盤の「目をそらしてもいいのよ。あなた~♪」で涙と鼻水がブレンドされて塩辛くなる。

 フットボールの話題に移る前にもう一つ、パリのエキシビジョン会場で出逢ったウルグアイ人の女流ペインター、ロレーナちゃん。ウルグアイ人の女性と会話するのは、初めてだったので感激して記念撮影。

「ウルグアイの男性ならフットボーラーと話したことがあるんだ。ほんのわずか挨拶程度だけど。おいらは彼の大ファンなんだ」

「それってルイス・スアーレスでしょ。」

スアレス青年の第一印象

 UEFAの欧州最優秀選手賞。8月27日モナコでの授賞式に向けて発表された候補者10名の中にルイス・スアレスの名前も。受賞はまずあり得ないが、仮にスアレスが昨シーズン年間を通して出場していれば、トロフィーは彼の手に渡ったに違いない。

 オランダ時代はダイビング癖を避難され、ワールドカップではバレーボラー擬きのハンドリング、そして度重なる噛み付きで悪童のイメージが定着しているスアレス。

 しかし一旦ピッチから外に出た彼のプライベート時、その振る舞いだけを視るならば謙虚で純朴な好青年としか思えない。

 スアレスの名前を出された瞬間嬉しさと同時に複雑な感情が込み上げた。

 一方同僚のネイマール。

 FCバルセロナが5月30日、国王杯決勝でアスレチック・ビルバオに勝利して昨季2つめのタイトルを獲得した。
 この試合残り数分の場面、2点をリードしたバルサのブラジル人ストライカーは、ヒールリフティング後転倒。純血主義で知られ最もスペインらしいチームの選手達は彼に詰め寄り、一時ピッチ内は騒然とした。

 エンリケ監督は試合後、ビルバオ側の怒りを肯定したうえで、ネイマールも擁護した。
 「彼のプレーはブラジルではごく当たり前、我々(スペイン人)は理解が必要。ネイマールに関しても、時間をかけてスペインの文化と作法を学ぶべき」と悪意は無い旨を強調した。

 時期を同じくして、スアレスの自伝『クロッシング・ザ・ライン、マイストーリー』 の和訳本「理由」が発刊された。

By | 2015-11-09T15:50:52+00:00 8月 2nd, 2015|Categories: コラム, その他コラム|Tags: , |0 Comments

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Yoshitaka Yokozawa
1964年生 / 東京都在住 NPO・NGOの経験を活かしてサッカルチャー・チャアマンをしてます。 本業は国際交流コンサルタント。文化催事の企画運営や講演など欧州と国内をころげまわってます。 サッカルチャーコラム連載では欧州蹴球文化探訪(全41回) 同ベルギーの光と闇(全27回)※最終話そのうちUPします。 長靴の国で観た異邦人たち(全21話) サッカルチャー・ホームタウン秘書室(2017年~ 同 日本人が知らないアーセナル 全8回含)他。 サッカルチャーやっててよかったのはバルセロナで故ヨハン・クライフに逢えたこと。世界各国の”秘書たち”とビールを飲むのもささやかな楽しみ。

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