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ガンバ大阪からのレンタル移籍選手の活躍状況~川西がゴール量産で定位置奪回、エブソンは大黒柱に!

※チーム成績を参照してもらい、選手個人の出場記録と共に寸評を交えてまとめています☆

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開幕からベンチ生活続くも地道な努力で定位置奪回しゴール量産!チームもJ1昇格へ向けて復調し、天皇杯はクラブ史上初のベスト4進出の原動力に!

FW29川西翔太 26歳
J2・モンテディオ山形へレンタル移籍中
山形は現在J2リーグ7位
天皇杯はベスト4に進出中
J2リーグ23試合(先発16)1408分間出場5ゴール
天皇杯4試合(先発3)338分間出場1ゴール

 プロ1年目に8試合出場で4ゴール記録した大卒FWも今季で4年目。運動量豊富にDFライン裏へ抜けたり、サイドで起点になったり。ポストプレーをこなした、と思えば自らドリブルで仕掛けたり、パスセンスも持ち合わせていたり、と万能。良い意味で柳沢敦(現仙台)に似ている選手。2011年終盤戦の新潟戦で途中出場から2ゴール記録した姿は語り草。
 しかし、直後の練習中に大怪我を負い、11ヶ月離脱。長期離脱から復帰し、昨季から就任した長谷川健太監督のサッカーを最もピッチで体現出来るのは彼なのではないか、と思っていましたが、カウンター主体のサッカーとなってはレアンドロや宇佐美という圧倒的な個人技を擁する選手が優先。結果的に昨季J2リーグで先発1試合と出場機会は少なく、今季からのレンタル移籍を決意。
 ただし、彼が試合に出ている時はガンバ本来の縦横無尽の攻撃サッカーが蘇っていた点を考えても、良いプレーはしていたはずです。
 今季はモンテディオ山形で、高校時代に共にプレーしたMFロメロ・フランク、MF伊東俊と”青森山田トリオ”の結成がファンの間では注目されていました。
 また、山形が昨季のJ2リーグでは中盤でのパスワークによるバイタルエリアの崩しに特徴があったために、ガンバサポーター内で人気のあるチームだった事もあって期待されていたのですが、チームは監督交代もあって開幕から苦戦続き。川西自身も開幕直後はベンチ生活が続き、第5節以降は先発に定着していたのですが、14試合(先発8)の出場で僅かに1ゴールと全く結果が残せず。中盤戦からはベンチからも外れる日々に。川西にとっては不退転の決意でのレンタル移籍。レンタル契約の選手はシーズン前半戦で結果を出さないと来季はいない選手だから後半戦にはチャンスが与えられない可能性が高いのですが、彼は諦めなかった!!
 天皇杯のみの出番しか与えられない日々が続く中、その天皇杯ではチーム初のベスト8に進出する事にも貢献し、並行してリーグ戦では調子を落としたチームの起爆剤となりました。それまでベンチにも入れずにいたものの、9月に入って先発の機会を掴み、天皇杯準々決勝のギラヴァンツ北九州戦ではクラブ史上初のベスト4進出を決める値千金の決勝ゴール。これまでは最前線を任されていたポジションも、3-4-2-1のシャドーへとコンバートされ、現在7試合連続先発出場&直近7試合5ゴールと量産体制に。今まで勝ちきれなかったチームも5戦3勝と勢いに乗り、J1昇格プレーオフ圏内まで勝点も2差も急浮上する原動力となっています。

ブラジルからの逆輸入左SBはゴール量産も、守備力問われて危うい立ち位置

DF4沼田圭悟 24歳
J2カマタマーレ讃岐へレンタル中
讃岐は現在J2リーグ21位(J2・J3昇降格プレーオフ圏内)
天皇杯は2回戦敗退
J2リーグ25試合(先発20)1823分4ゴール
天皇杯1試合(先発1)90分

 高校卒業後3年間はブラジルに留学していた左SB。呂比須が指揮したパウリスタのテストを合格するも怪我により契約ならず。ガンバでテスト合格。ハングリー精神旺盛のため、運動量豊富で激しいプレーができ、左足の精度もまずまず。サポーターにも人気のある好青年は、ACLの消化試合でデビューしたものの、ガンバでの2年間の在籍期間での試合出場は2012年のその2試合のみ。昨年は公式戦出場ゼロに終わり、今季からJ2へ初昇格してきた讃岐へレンタル移籍。背番号4をもらって期待の大きさを感じていました。
 しかし、開幕から定位置を掴み、プロ入り初ゴールを左足の豪快なミドルで決めたものの、チームは開幕から13戦未勝利で最下位独走状態。失点も多いからか?
左SBなのに70分ぐらいで途中交代させられる事が多いのが信頼を勝ち取っていない証拠のようにも見え、3バックに移行したチームで徐々にレギュラーからも外れ出場機会も減少。
 しかし、夏の移籍市場でガンバからCBのエブソンが加入した頃から復調し、チームも4バックへ回帰して最下位を脱出するなど成績も安定し、彼自身も華麗なミドルシュートを決めるなどJ2下位のDFとしては異例の4ゴール。ところが、現在は再び定位置を奪ったものの、まだまだレギュラーとしては確固たる地位ではない模様。守備面の不足が露呈されているので立ち位置は危ういか?チームのJ2残留はもとより、レンタル期間の身として来季の去就がどうなるのかも気がかり。