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本田圭佑 ~キャリアに苦しいエピソードを追加しよう

ハリルホジッチ率いるハリルJAPANが発足して早数日。再び1からのアピールが必要となった日本代表の選手たちだが、苦しみ続けるエースがいる。ミランの10番を背負う本田圭佑だ。ゴールを量産した序盤戦の勢いは衰え、バランスを乱すチームに流されるようにパフォーマンスの質も落ちている。

便利屋に成り下がるミランでの日々、それでも先発で使われるジレンマ。様々な方面から、今の本田圭佑を追う事としよう。

☆変えられないミランの流れ

3月16日におこなわれたアウェイ・フィオレンティーナ戦。結果が出ていないながらもインザーギから一定の評価を得ている本田は、この日も先発だった。予想された4-3-1-2の「1」に当たるトップ下ではなく、すっかり慣れ親しんでしまった4-3-3の右サイドハーフでの先発となった。
チームの不調ぶりを肌で感じる本田は、しきりに連携面の重要性を口にする。インザーギの手腕が未熟な事も理由の1つだが、チームにはスタンドプレーの流れが出来上がっている。ボールを長く持ちたがるメネズ、ゴールだけを執拗に狙うデストロ、ドリブルで自身の存在価値をアピールしようとするチェルチ・・・。
彼らのような優秀な選手が団結すれば良いのだが、今のミランに団結心はほとんど見られない。この試合でも、カウンター時に本田からなかなかパスをもらえないメネズとデストロの不満そうな仕草ばかりが目に付いた。彼らはゴールに直結するパスばかりを求め、チームでの崩しを実行する意識に欠けているのだ。

この日はフィオレンティーナの守備がハマらなかった事もあり、本田にはたびたび前を向くチャンスがあった。しかし、スピードに欠ける本田には選択肢が限られている。カットインからのシュートか、SBのアバテや味方の上がりを待つ。この2つ以外に出来る事が無い。
しかし本田と同じく3トップを形成するメネズとデストロは、スピードに乗った攻撃を求めている。恐らくは本田に縦への仕掛けからチャンスメイクして欲しいのだろうが、それは本田のスタイルとは異なっている。速攻に走る左サイド、スピードを落とす右サイド・・・。攻撃のバランスは壊滅状態にある。

近年は利き足と逆のサイドに攻撃的な選手を配置するスタイルが広まり、中にカットインしてから利き足でシュートを放つのが基本となっている。メッシ、ロッベン、C.ロナウドらが代表的な選手だろう。現在の本田も左利きで右サイドに配置されている。
インザーギはカットインからのクロス、あるいはミドルシュートを求めているのだろうが、本田の特徴を理解できていない。本田がロッベンやロナウドと違うのは、プレーに引き出しが無い事だ。ロッベンやロナウドには持ち前のスピードで縦に切り裂くドリブルがある。
だからこそ中へのカットインが有効になるのだ。しかし本田には縦へのスピードが無いため、対面する相手DFは本田の行動を読みやすい。本田は右足をほとんど使わないため、右足でクロスを蹴る事もほとんど無いからだ。

中へのカットインを警戒された本田には、サポートに来た味方にバックパスを出すしかない。ここで攻撃のスピードが失われ、明確なスタイルを持たないミランは手詰まりとなってしまうのだ。フィオレンティーナのようにしっかりとブロックを組んで守備をするチームに対し、明確な狙いを持たずに崩すのは難しい。
それはインザーギも認める部分であり、結局はメネズやチェルチのようなスピードに賭けるしかないのだ。つまり本田は攻撃にブレーキをかける存在という事になる。やはり本田はサイドよりも中央で起用した方が持ち味を発揮しやすい選手なのだ。
ところが4-3-1-2を採用していたアッレグリが解任され、セードルフ政権以降はトップ下そのものが無くなった。それに合わせるかのようにアギーレJAPANからもトップ下が無くなり、いつしか本田は右サイドの選手になっていた。

しかし、本田は明らかにサイドの選手ではない。もちろんサッカーにはシステムなど関係なく、どのポジションでも特徴を発揮する事は可能だ。しかし、それはチームスタイルが明確になっている場合に限られる。
例えば、チームとして本田の左足を活かせる攻撃の流れを作るといった具合にだ。個人でのカットインが出来なくとも、チームとして本田の左足を活かす事は可能だ。しかし個人技が中心となる現在のミランでは、「本田の右サイド」は活かせない。結局本田はこの日もシュートを打たないままベンチに下がっている。
交代で入ったのはアトレティコから加入したスピードスターのチェルチ。チームメイトは明らかにチェルチのスピードを活かそうとしており、そうしたプレーを望んでいるかのようにも見えた。ただ、インザーギには本田を外せない理由がある。

About the Author:

大阪府在住 / 20代 / 趣味:サッカー観戦、カラオケ / サッカー歴:中学2年よりサッカーを始める。人生初の試合が0-12、チームとしてのシュート数0と歴史的な大敗となり、カルチャーショックを受ける。それ以降なぜ0-12で負けたのかを研究するようになり、気付けばサッカーオタクとなっていた。

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