ベルギーの長編連載に次いでオーストリアの短編を予定。予告篇として6/7大阪で日本代表と対戦する”あの男”を紹介する。

 6月3日豊田スタジアム。エリクセン、シェーネ、フィッシャーと新旧アヤックス勢が招集されたデンマークをPK戦で退けたボスニア・ヘルツェゴビナ代表。

 陣形は4-5-1。中盤扇の要にこの日初スタメン、スルジャン・グラホバツの名前が目に飛び込んだ。

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【スルジャン・グラホバツ(左端)】

 2015年7月29日UEFAチャンピオンズリーグ予選3回戦。

 ラピドがエルンスト・ヘッペルにアヤックスを迎えての一戦。ウィーンのヘッペルといえば1995年に常勝ミランを破りアヤックスが欧州を制覇しフットボール史にその名を刻んだ場所。クラーセンの2ゴールでアヤックス楽勝の気配が後半一変した。
 0-2のビハインド。後半開始早々1点を返すが退場者を出し絶対絶命のラピド。数的不利をしいられると指揮官は若きセントラルミッドフィルダーをピッチに送り修正を図る。
 それがグラホバツだった。一方アヤックスは79分にフィッシャーを投入。しかしその2分後一人少ないラピドのベリッチが同点ゴールを決めた。

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【ロベルト・ベリッチ】

 8月4日アレナには53000人の大観衆。互いに4-3-3。フィッシャーは左翼。グラホバツは中盤右後方からボールを散らす。またも前半はアウェーチームが2点のリード。後半75分にホームチームが追いつきスタディオンの興奮はボルテージに達した。しかし77分決勝のゴールを奪ったのは、緑色のユニフォーム。
 アヤックスは三枚目の札を切りシェーネが入るも時すでに遅く予選敗退。

 このアヤックス撃破の殊勲者2ゴール2アシストの新エースはクロアチア人のベリッチ。

ジリナ

【ジリナVSトルナバ、中央9番がベリッチ】

 前所属のジリナで昨春目視していたので、筆者は警戒していたのだが、東洋の島国から叫んだところで何ら意味はなさなかった。

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【グラホバツのフリーキックは惜しくも枠を捉えず】