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文化としての日本サッカー ~独・伊・蘭で活躍できてもスペインで活躍できない理由

 しかし、日本という国は、政治や経済の面で置いても、海外のいろんなモノを取り入れては挿げ替えるという文化を持っています。良いところを応用して自分のモノにしていく、というのが日本の文化と言えるのです。

 90年代の後半から“フランス化”した育成組織や環境から出来たトレセン制度もその1つです。この“スペイン化”も、日本サッカー界にとっていいスパイスとして吸収するものだと思い、取り組んで行けば良い、と思っております。

問題点も多い8人制 もちろん、ことプレー面でも問題点は多い

 サッカー協会がよりパスを繋ぎ、テクニック面を押し出しながら連動して攻守両面に幅広く全体で絡むために推奨しているものの、逆に人数が少なくなった事でより個人技で勝敗の差が出来やすくなるとも考えられま。

 また、ピッチの広さも少し小さくなる事から、ゴール前へのロングボールが増えてしまう可能性もあります・・皮肉にも。

 さらに、中学生に上がるとすぐに11人制になることから、6年生には11人制への適応への問題も起こります。8人制と11人制ではやはり完全に違う競技ですから。

やるからには8人制を上手く捉えたい

 しかし、8人制の導入を否定しても意味がありません。なので、上手く8人制を機能させるために、バスケットボールやフットサル、ハンドボールの試合を観る事で8人制の分析をするのが面白いかもしれません。

 理由は上記の競技はボールを奪えば完全に攻守が変わり、常にどちらかのゴール前でのプレーの時間が長い競技だからです。その意味で僕はサッカーとフットサルは完全に違う競技だと思っていましたし、このように8人制の導入にあたり、非常に参考になる競技だと思い、観戦してみても、やはり違う競技だと思った次第です。

 今は是非ともハンドボールを生で観戦したいなって思っているのですが、なかなか難しいですね。フットサルは関西圏にFリーグのチームがあるから気軽に観れるのですが。

 ということで、少年サッカーにもいろいろあることを書いてきましたが、この8人制の導入も成功に終わるか、失敗に終わるか、は分かりません。しかし、成功か、失敗か、というのは問題ではなく、コレに取り組む事で得られるモノを吸収することが大事です。

 少し反対の意見を述べていたものの、一定期間は8人制を維持していただき、より良い内容のサッカー(選手)の育成・強化に努めてもらいたいと思います。