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ロシアW杯アジア2次予選第5戦、シンガポールVS日本〜5年ぶり代表復帰の金崎が牽引してのリヴェンジ

5年ぶり代表復帰の金崎が救世主的活躍でシンガポールにリヴェンジ成功

【ロシアW杯アジア2予選第5戦】

シンガポール0ー3日本
得点者
<日本>金崎(20分)、本田(26分)、吉田(87分)

3連勝でW杯2次予選首位浮上もイラン相手に露骨な課題を露呈した10月

 W杯2次予選は初戦のホームでのシンガポール戦にスコアレスドローを演じたものの、9月にはカンボジアとアフガニスタンに連勝。そして、それまで3戦全勝していたシリアにもアウェイ(政情不安のための中立地のオマーンでの開催)で勝利。「絶対に負けられない戦い」どころか、「絶対に勝たなければいけない戦い」という試合にも0-3で快勝して3連勝。グループ首位に浮上。(その後は5チームのグループリーグのため予選1試合少ない中、2位になっている。)この日はホームで失態を演じてしまったシンガポールとのアウェイ戦に挑みました。

 10月はそのシリア戦から5日後、オマーンからイランへ移動して中央で迎えたアウェイ戦を強化試合に。FIFAランクでアジア最高位となる39位のイラン戦の先発メンバーには今後へ向けた戦力拡充のために控え組も積極起用したものの、彼等が出場した時間帯はイランの屈強なフィジカルを活かした試合運びに押されて防戦一方。後半に盛り返して同点に追いついたままドロー決着。フィジカル勝負の弱さという課題を露呈してしまいました。

“トリニータ・ホットライン”が牽引~金崎が先制点、清武が好機量産

 そのイラン戦の途中出場で、ワンタッチパスを駆使して周囲の選手とは違ったプレーメイカーぶりを披露したMF柏木陽介をこの日は先発に抜擢。また、直近のJリーグヤマザキナビスコカップで鹿島アントラーズの優勝に大きく貢献したFW金崎夢生が5年ぶりの代表復帰で即先発起用されてスタートしました。また、この日は金崎の他、GK西川周作、DF森重真人、MF清武弘嗣と合わせて4人の大分トリニータ出身選手が日本代表の先発メンバーに名を列ねました。

 試合の方はアウェイながら日本が完全に相手陣内に押し込んで主導権を握る展開で始まり、序盤から決攻勢を仕掛ける。特に1トップに起用されたFW金崎が縦横無尽に動いてスペースを作ったり、自らボールを受けては縦にドリブルを仕掛けたりと積極的なプレーで牽引。彼がテンポを上げた事で、同じトリニータ出身のMF清武がトップ下の位置で柔軟なパスで攻撃陣を操って決定機を演出しました。

 そして20分、右サイドからFW本田圭佑が上げたクロスをファーサイドでFW武藤嘉紀がヘッドで落とし、中央のFW金崎が胸でトラップして収め、自ら左足でハーフボレーを炸裂。サイドネットを突き破るかのような豪快なシュートが決まって日本が先制。続く26分には高い位置でのボール奪取から本田→長谷部誠→金崎→清武→武藤と素早いパスワークを披露。武藤のポストを本田が左足でゴールに蹴り込んで、0-2。