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インテル、後一点が遠く。ヴォルフスブルグの前に涙を飲む

 ヨーロッパリーグ2回戦、リーグでも苦戦を強いられているインテルは、突破をかけてホームにヴォルフスブルグを迎え撃った。

 緒戦のアウェイで3-1と敗れているだけに、最低でも2点差以上での勝利に加え、敵を1失点以下に抑えなければならないという難しいミッションをこなせるかどうかに焦点は絞られていた。

 突破の為には勝利しかないインテルは、序盤から積極的に攻勢に出る。

 ヴォルフスブルグはチーム全体の動きが緩慢で、インテルの攻撃に後手後手に回ったものの、最後の砦であるスイス代表GK、ベナーリオの好セーブに助けられ、なんとかその攻撃を跳ね返していた。

 だが、カウンターからヴォルフスブルグに先制を許した上、後半にパラシオが意地で同点持ち込んだものの、その後が続かず、最後もやはりカウンターからベントナーに突き放し弾を決められ、万事休す。

 試合は押し気味に進めたものの、ベナーリオの前に涙を飲む結果に終わってしまった。

 試合を再確認して思ったのは、ヴォルフスブルグのチームとしての成長にあるだろう。

 チームとしての調子の波が激しく、悪いときはあっさり得点を許してしまう安定性の無さがELグループリーグでも見られたが、この日は調子が悪いなりにまとめることが出来るようになっていた。

 これは、ベナーリオの調子の良さにも起因するだろうが、チーム全体に戦術が浸透した為に、誰が出ても一定以上の力を出せるようになったせいとも言えるだろう。

 荒削りな部分が多いのは否めないが、ギアがきちんと嵌ればその破壊力はかなりのものだ。

 フォルクスワーゲングループの資金力を背景に、クラウス・アロフス氏が集めた戦力が実力どおりの力を発揮し始めており、ヨーロッパリーグの優勝候補に躍り出たといってよいのではないだろうか?

 最終的にどこまでいけるのか、非常に興味深いチームになっただけに、ヨーロッパリーグもまだまだ楽しめそうだ。